算命学の2020年の占い(2020年2/4~2020年2/2)

※クリックで、各性質の年占いにジャンプします。

甲木  乙木  丙火  丁火  戊土

己土  庚金  辛金  壬水  癸水

  ご自身の性質を調べたい場合は、基本性質早見表をお使い下さい。

※この占いは、あるルールに従って作成しています。なぜ、この様な事が言えるのか、詳しく知りたい方は『算命学を学ぶ』をご覧下さい。

※また、この占いは全体的な傾向についての占いであり、個人の詳細はまた異なります。個人の事について知りたい方は、占いメニューをどうぞ。
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2020年の全体運(庚子)

テレビに関わったことのある方はご存知かと思うのですが、今、テレビでは『難しい話』は御法度なようです。(そもそもが教育的な番組は別として)
番組内で少しでも難しい話に触れると、すぐにチャンネルを変えられてしまうそうなのです。

また、苦情が来そうな話題を、過度に避けます。
「テレビが面白くなくなった」という話をよく耳にしますが、その原因は視聴者にあります。
 

テレビの世界のみならず、どんなことも、それを利用する人の動向が、結果となって世の中に現れます。
よく、自分の生活がうまくいかないことを政治のせいにする人がいますが、政治の現状がそうなっているのも、国民ひとりひとりの意向の反映に過ぎません。
 

さて、私が最近感じることの一つに、『若い人がおとなしくなった』というものがあります。
将来に期待していないというか、何をやってもどうせムダというしらけムードというか、何かに熱中したり楽しんだりという熱量を感じることが、以前より少なくなったように思うのです。
その原因の一つに、過度に守られるようになったことがあるのではないかと思っています。
 

私たちの子供の頃には、テレビやマンガに『スポ根もの』などがごく当たり前にあって、親や先生が子供の教育で厳しくしたり、時には殴るというようなことも当たり前にありました。
子供達は反発し、学校が荒れたりしました。
それが良いとか悪いとかではありません。そういう時代だったということです。
24時間働けますか?というCMに象徴されるように、人々は一生懸命働きました。
そして、経済的に発展することになり、バブルを迎えます。
 

すでに経済的な豊かさを得て、当時をやり過ぎと感じた人達は、ゆとりや安心感を求め始めます。
子供に苦労はさせたくないと、悪影響を与えそうなものから遠ざけるようにし、子供や立場の弱い人を守るようになります。
その程度で留まれば良かったのですが、守られて力を得た弱い人による弱い者守りがエスカレートし、声を上げる傷つきやすい人にみんなが遠慮し、次第に強い立場の人を叩くようになりました。

そういうことを多く目にし続けると、人々は『強い立場にいたら叩かれる。弱い立場でいた方が得だ』と思い始めます。
そして努力を否定し、目先のラクを求め、傷つきやすくなり、弱い立場に留まろうとします。
 

良い方に大きく振れれば、悪い方にも大きく振れます。
悪いものを小さくしようとしたことで、良いものも小さくなってしまったという感じです。
おまけに、親や先生など、身近な年長者からも、苦労せず小さくまとまる道を勧められたりもするのです。

こうして、どんどん強い人(リーダーシップを持って世の中を引っ張っていこうとする人)が少なくなります。
会社などが叩かれて少なくなり、小さくまとまろうとする人達ばかりで、どうやって人が働く場所を作って行くのでしょうか?どうやって経済を回せば良いのでしょうか?

努力を放棄し、全体を見られないがゆえに批判ばかりで自分は実行しない人達で、楽しく明るい平和な世の中など作れるわけはなく、全体が貧しく後退していくのは、必然だと思います。
 

このように、世の中は極から極へと振れます。
一方に偏り(この例では厳しすぎ・働きすぎ・経済に傾きすぎ)、極に達したら、反対の極(ゆとり・弱いものを守りすぎ・強者叩き)に向かって反転し始めます。そして今は、そっち側の極に達したようです。

極というのはいずれにしてもやり過ぎで、全体のバランスを崩すため、その状態を保っていられないのです。
 

今は3年続く異常干支のまっただ中だということは、数年前からお知らせしていますが、その3年目である今年は、調整期間が終わり、いよいよ極が反転する境目になるのではないかと思います。

これから、ラクをしてばかりでは自分たちの明るい未来はないと、世の中を引っ張っていこうとする熱量と知性と冒険心を持った人たちが脚光を浴び、権利の主張や批判ばかりして発展を妨げようとする人に吹いていた追い風が止むのではないかと思います。
 

冒険者の彼らは、世の中を批判したところで意味はなく、泥臭く戦うしか未来はないと、自力で世の中を切り拓いて行こうとします。
ここで、それを成功させるために必要になるものが、支えになる仲間です。
力を合わせられる仲間がいれば、その人は頑張れます。

そもそも、高い理想を抱き、強いリーダーシップを発揮しようとする人は、孤独なものです。
なかなか人から理解されず、時には批判され、下から突き上げられたり、引き摺り下ろされそうになりながらも、休むことなく、全体の未来のために身を捧げるわけです。
そこで、批判や邪魔ばかりされるのと、応援されるのでは、力の発揮が大きく違って来るというのはご理解いただけるでしょうか。
 

そんな風に何かを遂げようとし、それを成功させる人の背中を見て、若い世代が、自分もがんばればできることを学び、変化していくのです。
 

『批判』という言葉が何度か出ました。
今年は全般的に、水の質である知性が巡ります。
知性は動きがあってこそ力を持ちます。水は流れていないと清さを保つことができませんので、知性には併せて行動が必要となり、そうでなければ濁っていくのです。

現状のまま変わりたくないと、行動せずその場に留まろうとする人もいます。
そういう人の知性は濁り、何かや誰かを批判するという形で表出するということです。
 

熱い思いと知性を使って世の中を変えよう、変わろうとする人達と、自分は変わりたくないと批判ばかりしてそこに留まろうとする人、二つに大きく分かれます。
そのどちらの勢力に傾くかで、目に見える結果が決まるという、分かれ目の年になります。
前者が優位になって自力で反転できればいいのですが、自力ではできない場合は、他力的に反転させられることになるのではないかと思います。
 

一年を通して、今までに起きていない新たな形の何かが起き易いようです。
それは知的な争い事(裁判など)や、AIを使った仕組みや、情報戦かも知れません。
争いは水面下で起きるので、表面的にはなかなか見えません。
ということは、世間の知るところとなった時には、大事になっている可能性もありそうですね。
 

では、一年の流れです。

2月は、長期的な計画を立て、実行に移します。

3月は、手を付けていない分野を切り開いて行きます。

4月は、理想を求め、さらなる発展を目指し、体制を刷新しようとします。拡がり過ぎて、ついて行けない人がいるかも知れません。

5月は、何かが新しく生まれ変わり、古いものを捨て去ります。

6月は、何が起きてもおかしくない雰囲気です。現実にも精神的にも対立が起き、バランスを保つのが難しくなります。

7月は、不安感と戸惑いから物事が停滞します。様々な考えの人が入り乱れ、ストレスを感じます。文化や考え方の違う人を受け入れる度量が必要となります。

8月は、未来を切り拓こうとする指導者的な人物が現れ、今の常識や固定観念に縛られない、常識外れな行動に打って出るかも知れません。実力以上に、理想や期待値が高そうです。
一度決めたら、相当なスピードで進むことになります。いろいろ問題があっても、思い切って進展するときです。

9月は、思い切った改革をするには良い時期です。

10月~12月は、何が起こっても不思議ではありません。わずかな灯火が消えそうです。

1月は、知性や理論、原理原則を大事にしながらも、皆が協力することが重要です。明るさと思いやりの心を持って進みましょう。

大転換の年になるようですが、特に秋頃がポイントになりそうです。

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甲木  乙木  丙火  丁火  戊土

己土  庚金  辛金  壬水  癸水

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※この占いは、あるルールに従って作成しています。なぜ、この様な事が言えるのか、詳しく知りたい方は『算命学を学ぶ』をご覧下さい。

甲木:こうぼく

甲木

今まで、もしかしたら『自分は結構イケてる方だ』と思っていたかも知れません。しかし、ここ最近(2019年末あたり)に経験した出来事から、『いや、自分で思っていた程じゃないな』と、改めて実力が足りていないことを実感された甲木さんも多いのではないでしょうか。
 

理想の未来や目的のためには、自分はまだまだ実力不足だったと理解し、そしてそんな自分になるには、もっともっと努力が必要だったんだ、簡単ではなかったんだと思い知っているのかも知れません。もしかしたら、日々に流されて、いつしか楽な道を選んでいた自分に出会ったのかも知れません。
 

それに気付いたところで、以前思い描いていた理想の自分になるために、仕切り直しをするのではないかなと思います。
そう、まだまだな自分を認識して、成長したい、あるいは成功したいと気合いを入れる年になるということです。
 

成長や成功をしようとするわけですから、簡単ではなく、時間がかかるのはやむを得ません。
ところが、結果を早く出して、人から見直されたい(足りないと気付いた分をカバーしたい)という焦りがあるので、効率的に進もうとするのではないかと思います。
 

時間がかかるものに対して、短期で結果を求めるという矛盾があるわけですから、そのままではそのしわ寄せは周囲にも及び、周りの人に負荷を掛けたり、無理を強いるというようなこともありそうです。そうなれば、せっかく協力的だった身近な人が、反目することになりかねません。
 

ここで、その矛盾を解消しつつ、できる限り効率的に結果を得るには、暖かさと愛情奉仕が必要です。自分の成長や成功が利己的なものに終わるのではなく、全体のためになるものかどうか、また、周囲に暖かさや明るさをもたらしているかどうか、要所要所で振り返ってみて欲しいと思います。
 

その振り返りの過程で、知恵の必要性に思い至り、それを得ていこうとするのだと思います。
 

年間を通してなかなか忙しい一年になると思います。
また、恋愛関係では何かと派手になりがちです。
思いがけずモテて舞い上がったり、一目惚れしたり、アピールに惑わされたり等の、危うさもあります。

しかし、相手の気を惹きたいという思いから、自分を成長させようという展開になることもあり、結局はその人次第(根っ子がキッチリあるかどうか)のようです。
 

では、一年を通しての流れです。
 

2月は、スタートダッシュ、かなりのスピードで駆け抜けることになります。忙しいです。

3月は、家庭がある人は家庭を大事にします。家庭が欲しくなる人もいるでしょう。
自分でも何かをしっかりと準備しますし、人にも準備するよう勧めます。

4月は、動くときと、動かない時の差が激しくなります。
今だ!とタイミングを見極めたら、猛然と行動を始めます。そのタイミングを見誤らないように、じっとしているのかも知れません。
3月の準備が、ここにつながってくる人も多いでしょう。

5月は、一人でやりたいという感じです。夢やロマンを大切にし、壮大な空想にふけったりしそうです。もしかしたら、壮大な夢をどうせ人は理解できないと思うから、一人でやりたいのかも。

6月は、何でも来いという感じ。変化があっても状況を的確に掌握し、それを受け入れ、淡々とできることをやっていきます。

7月は、行動に対して、知識の必要性を感じます。何をするにも知識が大事だなと思い、分からないことがあればとことん調べます。

8月は、行動力がありますが、やっぱり一人でやりたいようです。他人に何かを言われても、にっこりと受け流し、自分のやり方を変えたりはしません。出る時は出ますし、引く時は引きます。

9月は、それ迄と一転して、人と絡もうとします。どんな人や集団にもうまく溶け込み、組織を作ったりうまく運営したりもできます。
また、二つの異なる集団を一つにまとめようともしますが、これを成功させるには、かなりの人生経験が必要そうです。

10月は、人間関係が大きく広がります。周囲を明るくさせ、人を変化させますが、自分ではそうしようとは思っていません(勝手にそうなる)。
目的がある甲木さんは、人間関係を使って目的の為に必要な財を形成できそうですよ。

11月は、何かに不満を感じ、それを変えたくてじっとしていられません。しかし、その「やりたい」という気持ちが、ムダやムラのある行動を生みがちで、注意が必要なときです。

12月は、またスピードを上げていきます。なんだかモテそうな雰囲気で、人から言い寄られて迷ったりするかも知れません。この時期も要注意。

1月は、何かを足りないと感じ、それをカバーするための行動を始めたいと思うようになり、その準備を始めます。経験不足でちょっと無鉄砲な感じですが、上を目指してがんばってみるのも良いと思います。

前半は一人で行動、後半は集団で、という感じですね。
自分が作り上げた場所に、人を入れたりするのかも知れません。

乙木:おつぼく

乙木

プライドが高い人がよく失敗する例として、失敗を恐れるがためにチャレンジしないというものがあります。
確かに、チャレンジしなければ、失敗もありません。
しかし、チャレンジしない限り、成功も、学びも、(経験の)蓄積もないわけで、一般的に、何かを成し遂げた人は、何のチャレンジもしなかった人を、一番の失敗者だと見做します。
 

今年の乙木さんには、自尊心の星とイマジネーションの星が巡り、なおかつ行動できないという条件が伴います。
乙木さんに巡る自尊心の星は、特に、死んでも名誉を守ろうとするような、破滅願望すら持つ自尊心です。
そこに、併せてイマジネーションの星が巡るわけですから、大義名分を伴う立派な計画を立てたり、壮大な夢を語るものの、行動が伴わないということです。
 

行動を伴わないというのは、人によって、自ら行動する必要がない場合もあれば、怪我や病気により行動できなくなるという場合もあれば、冒頭の例のように失敗を恐れて実行できないというようなこともあると思います。
 

これらの星が活きる立場(自ら行動する必要がない場合)というものもあります。
例えば、プロデューサーや企業の企画立案をするポジションにある人とか、作戦を立てて指揮命令をする立場にいる人など、自分が動く必要のない立場にいる場合です。

特に、戦いに対しては美学を持ち、キレイに戦いたいという思いが強くありますから、ただ相手をやっつけて勝てばいいというような野蛮な戦い方は計画しません。
自分はもちろん勝つけれど、相手にも遺恨を残さないようなスマートな作戦を立てるのではないかと思います。
 

どの立場であるにしても、人から認められたいという気持ちが強く働くと思います。
年の最初のうちは、ただ組織や家族のためにがんばるのですが、途中で人から注目されることで、自尊心が高まっていくようです。

そして、組織や家族のためのみならず、自分の名誉や名を上げるのために、活躍する自分を夢見て企画立案していくのだと思います。
 

人を動かすような立場にない人であっても、せっかく立てた立派な企画がムダにならないためにも、独自の感性を使って、ユニークな視点を企画に練り込んでみて下さい。
例え、自分が実行できなくても、その独特なアイデアに、ぜひ実行させて欲しいと名乗りを上げてくれる人が現れるかも知れませんよ。
 

では、年間を通しての流れです。
 

2月は、様々な知識や財などを蓄積します。それがどんなものであれ、溜め込んでいきます。

3月は、みんなのことを思い、安全第一で用心深く進みます。お金に対しても、実直で常識的です。

4月は、名誉のために、無鉄砲に突っ走ります。目的や結果を考えず、感情に流され易いところがあります。プライドが傷つけられて、カッとして行動してしまうという形で出ないように、気をつけて下さい。

5月は、美しく戦おうとします。集団に入ろうとせず、一人で行動したいようです。

6月・7月は、新しい世界を作りたいと思いつつ、伝統を大切にする気持ちも強く、なかなか行動できません。企画力はありますが、経済観念はないので、経済を無視した企画を立ててしまい、お金がなくて実行できないのかも知れません。新しい技術・アイデア・芸術作品などの企画のようで、それが斬新なものであれば、何かを変えるきっかけとなりそうです。

8月は、こうしたいという思いはあるものの、それを曲げ、長いものに巻かれることになりそうです。資金提供者が見つかり、その人の意向に従わざるを得ないという感じかも知れません。

9月は、やはり自分の気持ちに嘘はつけないと、自分のやり方を通そうとします。コツコツと努力をしても、初心を貫こうとします。

10月は、よく人を観察し、善なる人を見極めようとします。

11月は、周囲の状況から様々なことを感じ取り、臨機応変にバランスを取ろうとします。

12月は、女性は優しく家庭を守り、男性は夢を追います。

1月は、皆のやりたくないことを引き受けます。誰かがやらなきゃならないなら、自分がやるという感じです。

できないのか、しないのか、どっちか分かりませんが、なぜか自分が実行しない企画を立てることになる乙木さんです。

丙火:へいか

丙火

算命学では、その人の『レベル』(次元・階層)を重視します。
同じ星(性質)でも、レベルによって、その現れ方が違うのです。
 

例えば、ある人に八方美人という性質があったとして、みんなにいい顔をする信用できない人というような、ちょっとネガティブな受け止め方と、誰に対しても等しくいい顔ができる、社会性のある人という、ポジティブな受け止め方ができると思います。

同じ性質でも、レベルが低い時には欠点として発揮され、レベルが高まれば長所となるのです。
ですので、自分のレベルを上げて、短所として表出していた性質を、いかに長所に変えるかが、大切になりますし、どんな性質にも、その両面が含まれているのです。
 

今年の丙火さんに回って来るのは、二面性とか、二者の中間に身を置くというようなエネルギーです。

これが欠点として発揮されれば、コウモリ的な存在になったり、コロコロと感情が変わるお天気屋さんになったりします。
しかし、レベルの高い人であれば、このエネルギーを使って、対立する二者の仲立ちをしたり、臨機応変に混沌の中から新たな道を見つけ出したりできるのです。
 

さて、今年の丙火さんには、強い愛情も回っています。
レベルの低い丙火さんの場合、それは強い愛情の押し付けという自分勝手な形で現れます。
自分の愛情を分かって欲しいと無理強いし、相手が受け止めてくれないとなると、一転、怒りに転じます。
熱さから冷たさへと、気分次第で極端に変化するので相手は困惑しますが、いずれにしても強い愛情からの行動です。
 

一方、レベルの高い丙火さんの場合、相手のために、あえてそのように振る舞うのではないかと思います。
その人に必要だと感じたことを分からせるために、押したり引いたりするのです。
時には無理強いをしたり、怒ったり、冷たくしたりしますが、いずれにしても相手に対する強い愛情が根底にあるため、あえてそのように振る舞うのです。
 

どっちにしても、なかなか相手からの理解は得られず、孤独を感じることでしょう。
しかし、愛情ゆえに、やらずにはいられないわけですから、分かってもらえなくてもしょうがないと、開き直ることも必要そうです。
 

また、相手の心を動かすには、自分の体験が大事です。
体験があれば言葉に説得力が加わりますし、言葉で相手を変えようとするばかりではなく、自分の背中を見せることで、ずっと伝わりやすくなります。
 

また、お金が欲しいと思っている丙火さん。
あちこちにいい顔をしても、無駄です。
一つに絞って、その場で一生懸命に働くことでしかお金は入って来ませんので、濡れ手に粟の一攫千金はあきらめましょう。
 

では、年を通しての流れです。
 

2月は、表裏のない人の良さに寄ってきた人から、色々な頼まれ事をしそうです。人生経験に不足している丙火さんは、引き受けても失敗に終わるかも。

3月は、お得な選択ができるなど、現実面で感性が活きます。
人に見せる顔は楽しくしていますが、内面には寂しさを抱えています。

4月は、非常に現実的です。望みを叶えるため、当たって砕けろの精神でチャレンジしてみます。

5月は、用心深く、確実に進みます。4月に当たって砕けたんでしょうか?

6月は、スピードを上げてガンガン進みます。

7月は、人の後ろでサポートをします。実直で大きな組織に向きます。個人事業の人は、あまり稼げないかも。

8月は、創造力・発想力が出てきます。
自分が良かれと思うことに短絡的に手を出し、相手が望まない人助けをしたり、一人を救うために大きな犠牲を出すことも。幅広い視野や、知識、感情に流されない心が必要。

9月は、環境に逆らいません。現実よりも精神性を上げようと思うようになるようです。

10月は、周囲との輪を保ちつつ、やるできことはしっかりやり遂げます。9月の精神性の向上がうまく行くのでしょうか。

11月は、丙火さんの出番です。周囲と和しながらも、しっかり行動し、自分の利益を生み出します。休まず働き続け、周囲にも大きな影響を与えます。

12月は、レベルが高まっている丙火さんは、争う二者の間で仲裁をし、それができれば大活躍となります。

1月は、現実的な生き方をします。丙火さんが働きかければ、周囲に変化が起きそうです。

1年間でいかにレベルアップするかが課題の一年になりそうですね。せっかく与えられたエネルギーを、生かすも殺すも、レベル次第なのです。

丁火:ていか

丁火

『生き金』『死に金』という言葉があります。
将来につながるようなお金の使い方を『生き金』といい、目的もなく使われることもなく蓄えられ続けているお金や、その場で使われて終わってしまうようなお金の使い方を『死に金』というのだそうです。
 

今年の丁火さんは、生きたお金をどんどん使うことになるのだと思います。
今までも、何かを準備してきたと思いますが、そこからさらに、大きく発展させるために、準備してきたお金や知識、人脈などを使っていきます。
そこから得たものをさらに活用して、さらに大きく増やそうとするのです。
 

今年はとにかく忙しく、次から次へと行動します。
ある目的に向けて、何かを買ったり、調べ物をして知識を得たり、人に話を聞きに行ったりします。
やることは無限にあり、忙しくて休む暇もないのですが、ほとんど疲れません。

疲れないのは、精神的な疲労がないからですが、なぜ精神的な疲労がないかというと、それが自分が主体性を持ってやっていることだからです。
人は、自分がやりたいことには精神的な疲れを感じないため、疲れたとしても肉体疲労のみなのです。
 

その、やりたいことを実現させるために、今まで準備してきたものを運用して、さらに発展させ、循環させていくのですが、やりたくてしょうがないことなので、時間をまったく意識しません。
好きなことをしている間は、時間を忘れますよね。
夜中でも早朝でもどっぷりとそれにエネルギーを注ぎ込みますし、周りの人もそのペースに巻き込みます(夜中に電話して、同じように働かせるなど)ので、周りの人は覚悟して下さい。
 

さて、火の性質である丁火さんにとって、自分が燃えるために必要なのは、燃料です。
今年は特に、ぼんぼんと燃えさかるわけですから、多大な燃料を必要とします。
丁火さんにとっての燃料は、知恵や知識ですので、行動の合間を見つけて、しっかり勉強もするよう心がけて下さい。
学んだことを活かしつつ、ちょっと先の未来の為に自分を燃焼し尽くす、そんな一年です。
 

さて、一年の流れです。
 

2月は、身近な人に見返りを求めず、なんでも差し出します。
商売をしている人は、ライバルが多く強いほど、力が湧きます。

3月は、未来を想像し、これから何が流行りそうか察知します。家庭を大事にし、目の前のことに全力を尽くします。

4月は、燃料不足・資金不足になり、行動できなくなります。

5月は、自分が表に立ち、周りの人達を引っ張っていきます。非常に現実的です。

6月は、目的に時間をかけます。用心深く、すぐには行動しません。力を持つ人におもねたり、保身に走ったりします。

7月は、行動力が出てきて、無鉄砲な戦いを仕掛けたりします。次の行動への準備をするよう、周りの人には無理強いしますが、家庭は大事にします。

8月・9月は、学ぶ気持ちになり易いので、何かを学びたいと思っている人は、ここを使うと良いと思います。

10月は、人気が出そうです。周りを明るくしたり、みんなが気付かないことに気付きます。目的に対しては、じっくり時間をかけましょう。

11月は、世の中の変化に強く、移り変わりを的確に捉えます。自分もがんばるし、周りにもがんばらせます。学んできたことが活かされます。

12月は、不思議な魅力が出てきて、周囲に影響します。ライバルが多く強いほど、自分も強くなります。狭い範囲で(個人や家庭などに)お金が入ってきそうです。

1月は、ゆったりのんびりして見えますが、内面は気を張り巡らせています。人とはうまく和して話も聞きますが、指図は嫌います。やるべきことは自分のやり方でやりたいのです。

今年、丁火さんは全体にとって重要な役割を担います。その役目をうまく果たせるかどうかは、知識があるかどうかにかかっています。とにかく勉強です。

戊土:ぼど

戊土

今年の戊土さんは、なんだか楽しそうです。
スポーツや武術、対戦ゲームなど、戦うことや何かにチャレンジすることにはまり、時間を忘れるほどにのめり込むようです。
 

あまりに楽しくて、先のことを考えません。
人との約束を忘れたりもしそうです。

それほどまでに夢中になるのですが、その気持ちは長続きせず、あっさり飽きて、次に行きます。
 

そんな風に、夢中になって楽しいと感じるものを転々としたり、二つの楽しみの間を行ったり来たりするのが2020年の戊土さんですが、不思議と帳尻が合うというか、うまく納まってしまいます。
 

さらに、今年の戊土さんに必要な行動を星で出したところ、『思ったことを真っ直ぐ突き進む』という星が出るのです。
ということは、戊土さんはやりたいことを思う存分楽しんでいれば、それでなぜか全体のバランスを取る方向に傾くということです。
 

例えば、遊んでばかりの戊土さんに、お母さんや奥さんがイラつくとしたら、その人はイラつくことから何かを学ぶ必要があるということです。
 

また、普段あまり何かにはまり込んだり楽しんだりが少ない戊土さんであれば、今後のために、何かにはまることや、思いっきり楽しむことを学ぶ時なのかも知れません。
 

また、寝食も忘れるほどに夢中ではまり込むその物事や、一緒に戦う仲間、対戦の相手となるその人こそが、その先の戊土さんを支える何かになっていくのかも知れません。
 

なんか、全体的には大変そうな年なのに、戊土さんだけは余裕ですねぇ。
うらやましいですぞ。
 

では、1年の流れです。
 

2月は、好奇心が旺盛で、色々なことに興味を持ちます。目的も持ちます。なんだか気合いが入っています。

3月は、老若男女誰とでも仲良くなります。フランクに付き合いすぎて、誤解を招くこともあります。
仕事は迅速に終わらせ、趣味をのんびり楽しみます。
細かい作業を続けると、肉体を病みます。

4月は、何かの発信源になります。

5月は、一見大らかに見えますが、内面では敏感に色々なことを察知します。説得力を持ち、伝えることを相手に分かって欲しいと思います。

6月は、自ら進んで争いの仲裁をしたり、人を説得したりします。

7月は、表に出ず、目の前のことに全力を尽くします。家(自分のテリトリー)が大好き。

8月は、人間関係が大きく広がります。壮大な夢を持ち、それを語ります。人に夢を見せることでお金を得ます(クラウドファンディングのようなもの)が、集めるだけ集めて何もしなければ、足元が崩れますので、気をつけて下さい。

9月は、バランサーとなり、周囲のバランスを保ちます。

10月は、ゲーム感覚で、問題解決に当たります。難題であるほど楽しく感じます。

11月は、普段は冷静ですが、傷つけられたり自分が損すると分かった途端に、逆上します。

12月は、時代の波には乗れません。あれもこれもと手を付けず、一つに絞って下さい。

1月は、仕事はさっさと終わらせ、趣味をのんびり楽しみます。
細かい作業には向きません。
社交性があり、誰とでも仲良くし、ユーモアで人を楽しませます。

他の人にとって大事となる戦いが、戊土さんにとっては楽しめる対象になるということでしょうか。
10月に問題解決に当たるということは、何か問題が起きるということでしょう。
まぁ、楽しく超えられそうなので、心配なさそうですが。

己土:きど

己土

己土さんは比較的、周りの人に合わせたり、同意して相手を焚きつけたり、自分が流されるようなことが多かったのではなかろうかと思うのですが、去年、それではマズいということを学んだのではないでしょうか。
そして、一人になって自分と向き合い、視野を広げてこられたのではないかと思います。
 

それによって、以前よりも物事が見通せるようになり、孤独にも慣れ、確固たる自分の意見を持ち、他人の意見に流されない自分を作り上げたという己土さんも多いと思います。

そうなると、人のことも見えてきて、目の前の人にはこれが必要、こうすればもっと良くなるのに・・・と、思うことが増えるのではないかと思います。
 

ところで、何かを学び始め、少し会得しかけた初心者の頃に、熟練者よりも自信が上回る時期があるというのをご存知でしょうか。
勉強を始めた頃のことを思い出していただきたいのですが、30点しか取れなかった人が勉強を初めて、70点取れるようになるまでは、比較的簡単に、一気に上がっていくと思います。
しかし、80点取れていた人が、90点取れるようになるのは難しいわけです。
 

70点しか取れていないのに、90点取れる人より自信を持ててしまうのは、急激な変化による高揚感と、視野の狭さによるものです。
つまり、井の中の蛙ということです。

実力が上がって世界が広がれば、世の中には上には上がいることを実感するようになり、天狗になっていた鼻っ柱も折れ、実力に見合った自信を取り戻します。
 

私はこの、天狗になっている時期を、『チンピラ時代』と呼んでいます。
格闘技などを学び始めて、強くなった気になって、肩で風を切って夜の道を歩くようになったりするのです。本当に強い人から、ただ見逃されているに過ぎないのですが、それに気付くことすらできない時代です。
 

今年の己土さんは、もしかしたらチンピラ時代にある人も多いのではなかろうかと思います。
相手にとって、これが必要だ、こうした方がいいというのが分かったら、伝えずにおれないのです。
相手のことを考えて相手のために行動するのですが、そこに介在する相手の気持ちや意志を無視して、心の中の知られたくない部分にまで立ち入ろうとします。
 

もちろん、嫌われてまでやろうというのですから、愛情深くはありますし、それは本当に相手のためになることなのです。
しかし、突然心の中に土足で踏み込まれた相手は、それを受け入れることができず、己土さんを嫌うのではないかと思います。
 

嫌われてしまったら、それ以上相手が聞く耳を持たなくなります。
早いうちにチンピラ状態から降りてきて、分かったことを、効果的に相手に届けるためにはどうしたらいいかを考えることが、今後の課題になりそうですね。
 

では、今年一年の流れです。
 

2月は、集団の中にいても流されず、自分をしっかりと保ち、参謀的な役割を果たします。

3月は、集団行動がしにくくなり、一人で何かを考えたり企画したりします。

4月は、ちょっと説教臭くなります。精神的なことを、目の前の人に言ってやりたくなります。

5月は、傍目にはのんびり大らかに見えますが、内面ではいろいろ気になっています。人を助けたくなり、手出しをしようとします。『私が』やってあげるという感じ。

6・7月は、経済的に安定感があります。お店などを営んでいる人は、チャンスです。創意工夫をして、たくさん稼ぎましょう。

8月は、人に格好いいところを見せようとして、浪費するかも知れません。引き続き、創意工夫が大事。勉強もしましょう。

9月は、仕事をがんばりたくなります。真面目に働きますが、力が入っている分、ムダな行動も多そうです。

10月は、素直に目上の話を聞きますが、モヤモヤします。なぜなら、教わるよりも、自分が教えたいから。

11月は、状況に不満を持ち、変えたいと思います。変わらなきゃ。

12月は、何かをしたくてじっとしていられず、人の手助けをして重宝されます。慌ただしければ慌ただしいほど、活躍します。

1月は、人の手を借りず、自分のことは自分でやります。

自分がやってきたことにハッと気付き、チンピラ時代を抜けると、そこからようやく本当のレベルアップが始まりますよ。

庚金:こうきん

庚金

アメリカンコミックのヒーロー映画には、主人公が葛藤する姿がよく描かれます。
世の中を救うためにやったことなのに、人々から理解されず、むしろ恨まれたり責められたりします。時には活動を制限され、自分を偽って生きることを強いられます。
全体のことを思っての行動は、得てして理解されず、反発されることの方が多いのです。
 

大事にしようとする相手から恨まれるというのは、高い視点を持ち、全体のために活動しようという志を持っている、ほとんどの人が体験していることです。
ここで、相手から理解してもらおうと思ったところで、ムダです。
一般人に、高い志を持った人物の考え方など理解できるわけがないのです。
 

人は、自分の思いたいようにしか思いませんし、自分の考えの及ぶ範囲でしか考えることができません。なのに、自分は正しく物事を認識していると思い込んでいるのが、普通の人というものです。

『人からこう思われたい』という気持ちがあると、そのように思ってもらえることはまずないので、辛い思いをしたり、孤独を感じたりします。
 

ここで、どうせ人に私のことなど理解できるはずはないと、開き直ることが、自分の心を保つコツなのではないかなと思います。
 

さて、今年の庚金さんは、こういう一連を体験するのではないかと思います。
高い理想を持ち、世のため人のためと行動しますが、やったところで理解などされません。それどころか、批判されたり貶められようとしますし、誤解から活躍の場を制限されます。
あまりにも理解されず、「もうええわ」と、殻に閉じこもりたくなる人も多いと思います。
 

しかし、そんな批判や足の引っ張り合いに絡め取られて、せっかく抱いた高い志を失ってしまうようでは、最初からそれを全うすることなど無理なのです。

ここはぜひ、孤独に打ち勝ち、体制や集団に含まれようとせず、一人で淡々と信じる道を進んでいただきたいと思います。
 

しかし、実は一人ではありません。
同じような思いを抱え、それでもがんばっている同志はたくさんいます。
その人達とは、独りで淡々と高見を目指す過程で必ず出会えます。
 

もう一度言います。
人に『こう思われたい』という気持ちを手放して下さい。

「どうせあなた達に、こんなに素晴らしい私のことなんて理解できるわけがないわ」と、開き直って下さい。

寂しさから、後退の道に乗らないで下さいね。
 

では、年間を通しての流れです。
 

2月は、忍耐力が強く、地味な生活を淡々と送ります。人と打ち解けるのにも時間がかかります。耐え忍ばねばならない環境にあるほど、力が出ます。

3月は、自分のやりたいように進むことができます。集団でも単独でも、どんなペースでやっていくかも、自分の意思次第で歩み方を決められます。変化を見極めて、臨機応変に対応していくのだろうと思います。

4月は、自分から行動することがなく、ただただ受け身に、周りに合わせて過ごします。人の手を借りず、自力でやっていきたいと思いますが、何かと手を出され、出されればそれを受け入れます。

5月は、ワンランクアップを目指し、意識高めの人達とつながりを持とうとします。

6月は、上手に自分をアピールします。

7月は、集団行動が苦手になります。人からの恩恵も受けたくないし、自分も人に恩を売りません。あきらめることなく、一人でがんばります。

8月は、周囲の人達ともうまく交流しますが、自分のやり方も貫くことができます。

9月は、地味にコツコツと、小さなことを積み上げていきます。それが人からの信頼につながり、信用を得ていきます。

10月は、人に上手に何かを教えます。まずは自分がやってみせて、その後やらせてみますが、その押し引きのさじ加減が絶妙です。

11・12月は、現実面で活躍するのは難しそうです。この時期は焦って目立とうとせず、今はじっと我慢して、長期的な計画を立てて、努力を続けて下さい。耐える時期だと思いましょう。

1月は、周囲と歩調を合わせ、その時の常識に合わせていきます。近い未来に、そうしておいた方がお得だと思うからのようです。

何かとヒーローになりたがる庚金さんが、今年は焦らず、地味に、コツコツを覚える時期のようですね。

辛金:しんきん

辛金

イメージしてみて下さい。

ある学校で、ある生徒が、もっと良い学校にしていきたいという強い思いから生徒会長になり、同じ思いを持った仲間が集まり、生徒会が組織されます。
学校を良くしていきたいという思いが強いので、組織をつくったことで力を持ち、厳しくビシビシと指導をしていきます。
真面目で柔軟性がなく、こうと決めたら一歩も譲りません。
反抗する生徒は、組織の力を使ってねじ伏せ、押さえ込みます。
そこには若々しいさわやかさと、危なっかしさが同居します。
その生徒会のがんばりにより、学校は次第に変化していきます。
 

さて、この学校は、どのように変化していくでしょうか。

答えはありません。

もしかしたら、学校全体の水準が上がっていくかも知れませんし、表面的には従順だけど、水面下でいじめが横行するような学校になるかも知れません。

反対勢力が組織されて力を持ち、争いが激化し、学校全体がより荒廃していくことも考えられます。

結果には、そこにいる生徒の質や、その家庭環境の反映が大きいのではないかと思います。
 

今年の辛金さんは、その生徒会長のような役目を担うようです。
『こういうことをやってみたい』、『こうなると良いな』など、ある目的を持ち、その意思表明をします。
するとそこに、同じ目的を持った仲間が集まってきて、集団ができます。

その目的は、自分が正しいと思っているだけであり、自然の法則に沿ったものかどうかは分かりません。
 

メンバーは、それぞれ個が確立しており、それぞれの意見がしっかりとあり、各自がプライドを持って意思表示をします。
意見はバラバラなのですが、目的は同じなので、考えを擦り合わせたり折り合い地点を探すこともせず(お互いに折り合う気がない)、それぞれが集団を使って思うようにやっていきます。
 

目的が一致し、みんなが自分こそが正しいと思っているので、集団の外に対して攻撃性が出ます。
どうすれば聞く耳を持ってもらえるかや、相手の意志などを考えることもなく、自分たちのいうことを聞かせようとしますので、敵も増えるかも知れませんが、それを上から集団の力で制圧しようともします。

そんな風に周りに影響を与え、ある意味波乱を巻き起こします。
それが、どう転ぶかは全く読めませんが、物事を動かす一つのきっかけになり、今年はそいういうきっかけになる役目を与えられているのではないかと思います。
 

それでは、一年の流れです。
 

2月は、平和な時代を望みますが、それ故(余計に)世の中が揺れ動いているように感じ、なんとかしたいと計画的に集団を形成します。

3月は、世の中が騒がしく揺れているほど、仲間と活躍します。特に、学問・技術・芸術の分野で目覚ましいようです。

4月は、集団を運営しながら、並行して単独行動します。集中して、ひとり黙々と目的に向かいます。

5月は、世の中の移り変わりを的確に捉え、個人の力も集団の力も両方活用して、何かを守っていこうとします。時間を有効活用したいので、物事を効率的に行います。

6月は、集団の中でアドバイザー的な役目を果たします。

7月は、焦らずゆったりしていますが、仕事はテキパキと片付けます。細かい作業を長く続けると、心身を病みますので注意して下さい。

8月は、利己的になりやすく、焦らず急がないことが肝心です。じっくりと時間をかけて物事に向き合うことで、目標に近づきます。

9月は、安全なラインを狙って、休まず行動します。組織運営もうまくいきますし、お金も入ってくるでしょう。

10・11月は、組織の長として君臨し、力量を発揮します。メンバーや家族の思いに配慮することなく、独裁的になりがちです。

12月は、メンバーで足並みを揃えて進んで行こうとします。冒険は好みません。

1月は、自分の意志とは無関係に、とった行動が周囲に影響を与えます。物事を動かすきっかけになります。

時として、人は安定を望むが故に、動乱を作り出してしまうのですね。

壬水:じんすい

壬水

知識は改革に繋がります。
知らなければ何も感じませんが、一旦知ってしまえば、知らなかった時には戻れず、周囲の物事を変えていこうとするからです。

例えば、親から罵声を浴びせられ続けている子供がいたとします。
世界が狭く、あまり自分で考えることができない幼い頃には、それを当たり前と受け止めるので、そこに不満を感じません。

しかし、世界が広がり、他の子供はそんな扱いを受けていないと知ることで、自分を哀れんだり、現状に不満を抱き始めるのです。

不満に思えば変化させたくなります。つまり、改革と知(比較)は、セットになっています。
 

貧しい国の国民も、他国の情報が入ってこなければ幸福度が高いですが、他の国では豊かに文化的な生活を送っていることを知れば、幸福度が下がります。
幸福度が下がれば、なんとかしたいという気持ちが出てきて、そこに改革心が芽生えます。
 

これを読んでおられる壬水さんの中には、歴史が好きな方もおられることと思います。
そういう方は、昔のある時代と今の時代を比較し、あの時代は良かったなと思ったりすることもあるのではないかと思います。
また、例えば、過去に大きく衰退した国家の衰退前と、今の状況に符合を見出すこともあるのではないでしょうか。
 

そんな風に、あの時代は良かったという思いから、今をその時代のように作り変えようと思ったり、過去に失敗した国家のようにならないように、今をなんとかしなければというような思いが湧き易いのが、今年の壬水さんです。
 

そこまで規模が大きくならずとも、輝いていた頃の自分に戻りたいとか、あの時のように失敗したくないというように、過去を見ることで今に不安や不満を抱き、現状を変えようという一心で、行動を起こすのです。

その行動はやや独善的で、とにかく現実を変えることのみに集中しますので、そこに関わる多くの人の気持ちなど、細かなことは無視します。
それは、時にやり過ぎとなり、反社会的な行動や思想、暴挙や闘争へと発展し兼ねません。
 

人の理解を得られなくても、何が何でもやろうとしますので、周りの人はそれに飲み込まれます。壬水さんは、周りの人にも変わって欲しいと思い、無理に人を変えようともするでしょう。
 

壬水さんの改革を成功させるにはコツがあります。

現状のものを破壊して、新たな道を求めるのではなく、今の場所で改革を進めることです。

例えば、今勤めている会社をやめて、自分の思いに合った別の会社に転職しようとするのではなく、今の職場のままで、望むような変化をさせるには、どうすればいいだろうかという発想を心がけて下さい。

現状を破壊して新たな道を求めると、おそらく玉砕しますので、気を付けて下さいね。

では、1年の流れです。

2月は、未来と過去のことを知ろうとします。そこから的確に状況を判断し、改革しようと、大きな理想を掲げます。

3月はあまり行動しませんが、4月になったら、あれもこれもと、ふたつの手段をとって改革を行おうとします。この二つが絡み合って濁流となり、全てを飲み込む勢いです。時に暴挙になるおそれもあります。目的を持たない人は、迷って不安感からフラフラと流されます。
一業に専心するよう、心がけて下さい。

5月は、芸術や創造の世界で非凡な才能を発揮します。精神的に練られていない人は、思いと行動が一致せず、激しいストレスを感じます。

6・7月は、世の中が不安定なら力を発揮します。自分のことは考えず、改革に挑みます。
経済観念に欠けるので、改革に当たって、身銭を投入したりするかも知れません。
人から騙されることと、泌尿器関係に気を付けて下さい。

8月は、精神的なストレスが、色々な分野で同時に現れたり、交互に現れるなど、複雑な出方をします。

9月は、現状への不平不満がたまり、海外進出をしたくなります。

10月は、周囲への愛情が高まり、人を助けたくなります。しかし、人によっては、分別なく望まない人を助けたり、一人を助けることで大勢を犠牲にするなど、目の前のことしか見えていない行動を取るおそれがあります。知性と理性が必要です。

11月は、配偶者のいる人は、とても用心深く慎重になりますが、配偶者がいなければ、慎重さは現れません。

12月は、的確に状況判断をし、敵を充分引き付けてから、攻撃します。向かうところ敵なし、最強です。

1月は、自分が先頭を切るのではなく、一歩引いたところで指導したり、人をバックアップします。

『勝てば官軍、負ければ賊軍』のどっちに転ぶか、その境目にいる感じの年です。

癸水:きすい

癸水

癸水さんは今年、色々なことを経験したり、学んだりするのではないかと思います。行動することで何かを学んだら、また次にやること、やりたいことが出てきます。
なぜなら、次の行動に繋がる(やってみたいと思う)ような知恵を得るからです。

そんな風に、行動と知恵が一体となり、常に新しい知恵を生み出し、新たな行動へと結びついていく、ということをくり返します。
 

行動が知恵に結びつくというのは、もちろん、経験値によりできることが増えるという意味もありますが、それよりも、実際に行動する過程で、今まで知らなかった新たな気づきを得ることが大きいのだと思います。
 

実際にやってみると、思っていたのと随分違った、ということはよくあります。

データを実際に取ってみると、イメージと大きくかけ離れていたということも多いです。

また、人が簡単そうにやっているのを見て、自分もやってみたらちっとも簡単じゃなかった、簡単そうに見えていたのは、その人が熟練しているからだったというようなこともよくあります。

実際にやるのと、やらずに想像しているだけでは、得られるものが大きく違うのですが、ちゃんとした知恵を得られるのは、実際に行動した人のみです。
 

今年は、経験から知恵を得たら、とにかく発信してみて欲しいと思います。
周りの人に話して聞かせるのもいいですし、SNSで記事を書いてみるのもいいでしょう。
特に、学問的な内容に絡めて発信すると、それを受け取った人から『頭のいい人』だと認識され、信用度が高まると思います。

それにより、知を求める人たちとの繋がりができ、頭のいい他の人の視点からの意見を聞く機会に恵まれ、さらに新たな知恵を得たり、これを勉強してみたらなどと勧められたりして、ますますハイレベルな知恵が循環することになるのだと思います。
 

ここで気をつけて欲しいのですが、今年はとにかく行動を止めないことが重要です。
水は流れていなければ、清さを保てません。
水の性質である癸水さんは、動きがなくなると、知恵が濁るのです。

知恵が濁るとは、経験に基づくちゃんとした知恵を得られず、想像のみで物事を考えるようになるのはもちろんのこと、物事が進まなくなることで不安に押しつぶされそうになったり、ネガティブな思考が循環するようになったりするのです。

人のせいにしたり、批判的になったり、クヨクヨと思い悩んだり、不平不満ばかりを口にするようになり、それは何も生み出さないばかりか、身体にも悪影響を及ぼし、浮腫につながったりします。
 

くれぐれも、行動に次ぐ行動ですよ。
 

では、年間を通しての流れです。
 

2月は、人から『この人、できる』と思われ、評判を呼びます。自分もカッコよくいようとし、身なりに気をつけます。経済観念に欠ける時期なので、高い洋服をたくさん買ってしまうとか。

3月は、知恵も行動力もあります。文武両道な感じです。

4月は、何かと人から助けられ易いですが、だからといって、それに甘んじることはありません。自分から何かを働きかけたりはしませんが、人への影響力があります。

5月は、自由でいたいと思います。いろいろな人の話を聞き、様々な知恵を取り入れようとします。

6月は、精神と行動がバラバラになり、身体が咄嗟に動いてしまいそうです。突発事故に合わないように、行動の前に一呼吸置くよう心がけましょう。

7月は、とにかく身体を動かして下さい。睡眠不足や泌尿器の病気に気をつけて下さい。

8月は、感覚的に何かを感じとり、不満を爆発させます。その不満から、何か新しいものを生み出しますが、傍からはそんな不満を抱えているようには見えません。

9月は、感性が豊かで、出したアイデアをみんなに使ってもらえるよう発表し、共有できるようにします。普段は冷静ですが、利害が絡んだり傷つけられたりすると、逆上します。

10月は、今まで貯めてきたものを一気に使おうとするか、あるいは、後のために準備をします。

11月は、身内への愛情が強まり、強引に引っ張っていこうとします。

12月は、用心深く、なかなか動きません。根回しをしたり、タイミングを読もうとします。伝統を重んじつつも、新しい世界を創造しようとします。

1月は、目的に向けての準備が整い、思い切って打って出ます。後は行動あるのみです。
 

そうして2021年には、未開の地への冒険に向かって歩み出すようです。今年は行動に次ぐ行動の1年ですが、まだ本番ではなく、単なる準備段階に過ぎないようです。