3. 五行説について

さる子先生、こんにちは、こざるです。今日は、陰陽説と共に、算命学の元になっているという「五行説」について教えて下さい。

 こざるくん、こんにちは。では早速、五行説について、勉強を始めましょうね。

 宜しくお願いします。

 古代中国人は、この世の全てのものは、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)という五種類の元素から成り立っていると考えていたの。小ざる君も古代人になったつもりで、自然を観察してみると、確かにこの五つから世界が成り立っていると感じるんじゃ無いかな。

 う~ん。大昔は、今と違ってビルなんて無いから、今よりもずっと森林が広がっていたんだろうな。その時代も、火を使って料理を作っていただろうし、大地は毎日踏みしめていたはずだし、金属の道具を使っていたよね。そして、今と同じ様に、大昔から、海も川もあったよね。こう考えると、大昔の人が世界はこの五つから成り立っていると考えたのもうなずけますね。

 そうね。そして、古代中国人は、これらの五つの元素は、互いに生み出したり、滅ぼしたりしながら、循環していくと考えたの。この考え方が、算命学でも用いられている五行説の基本的な考え方なのよ。因みに、滅ぼすと言っても、完全に消滅させてしまう事は無いから、ここでは、攻撃して相手の力を弱める、という様な意味合いで捉えた方が分かり易いかもね。

 へぇ~。でも、もう少し具体的に教えて下さい。

 分かったわ。
まず、互いに生み出している、というのを「木」から説明すると、古代中国人は、「木」は燃える事によって「火」を生み出し、その「火」が「木」を燃やし尽くした後に残る灰が、積み重なって「土」となり、その「土」の中から、石器の元となる石や金属、つまり「金」が掘り出され、その「金」質である岩が多く存在する所から、「水」が湧き出し、その水が「木」を育てる、という様に、自然界には、木が火を生み出し、火が土を生み出し、土が金を生み出し、金が水を生み出し、水が木を生み出す、という様な循環が存在すると考えていたの。

次に、互いに滅ぼしている、というのを「木」から説明すると、古代中国人は、「木」が大地に根を張る姿を「木」が「土」を打ち負かしている、その「土」は、水の流れを変えたり、堰き止めたりするから、これを「土」が「水」を打ち負かしている、その「水」は、火を消すから、これを「水」が「火」を打ち負かしている、その「火」は、金属を溶かすから、「火」は「金」を打ち負かしている、その「金」でできた斧は、木を切り倒すから、「金」は「木」を打ち負かしている、という様に、自然界には、木が土を滅ぼし、土が水を滅ぼし、水が火を滅ぼし、火が金を滅ぼし、金が木を滅ぼす、という様な循環が存在すると考えていたの。

この様に、木火土金水の五つの元素が、互いに生み出し、或いは、滅ぼし合う事によって、そこにバランスと循環が生まれる、と考えているのが、五行説の基本思想なのよ。

 へぇ~。
生み出す力と討ち滅ぼす力のバランスで、物事は成り立っているんですね。
なんだかじゃんけんみたいですね。

 五行説は、陰陽説と結び付いて、「陰陽五行説」として発展していくの。方角や時間だけじゃなく、様々な事に当て嵌めて考えられる様になっていったのよ。

 陰陽説、五行説って、漢字ばかりで難しいかと思ったけど、案外ついて行けました。
どうもありがとうございました!