陰陽説とは

さる子先生、こんにちは、こざるです。今日は、算命学の元になっているという「陰陽説」について教えて下さい。

こざるくん、こんにちは。では早速、陰陽説について、勉強を始めましょうね。

 宜しくお願いします。

 古代中国人は、天地の成り立ちについて、その始まりは「混沌とした気」であったと考えていたの。そして、この混沌とした気の中から、明るく澄んだ気(陽の気)が上昇して天をつくり、重く濁った気(陰の気)が下降して地を創ったと考えたのよ。

 最初に天と地ができたんですね。天と地って事は、この世界全部って考えて良いんですか?自然とか、宇宙もこの中に入るのかなぁ?

 そうよ。当然、宇宙も自然もこの中に含まれるわ。さすが、賢い小ざる君ね。
古代中国人は、天地の成り立ちと同様に、この世の全てのものは、相反する2つの性質を持つものが調和して成り立っている、そして、明るい時間である昼の次には、暗い時間である夜が来る様に、全ての物事は、決して立ち止まることなく、常に少しずつ変化していると考えたの。
これが算命学の元となった陰陽説の基本的な考え方なのよ。

 なるほど~。でも、もう少し分かり易い例はありませんか?

 そうねぇ。例えば、「人間」は、「男(陽)」と「女(陰)」と言う相反する2つの存在から成り立っているけど、どちらか一方のみでは、「人間」という種は成り立たないでしょ。

 確かに・・・。人間には男性と女性がいて、そのどちらもが、「人間」って言われていますね。成る程。陰陽説について、少し分かった気がします。でも、陰と陽とか言うと、陽が良くて陰が悪いみたいなイメージがあるけど、善悪や優劣があるんですか?

 「陰」も「陽」も、「あるものを構成する性質の異なる要素」なのだから、そこに良いとか悪いとかは無いのよ。つまり、陽の価値と陰の価値は、全く同じっていう事。例えば、晴れの日がずっと続いて雨の日が無ければ、作物は育たないし、逆に、雨の日がずっと続いて日が出なければ、やっぱり作物は育たないよね。それから、男性ばかりがいて、女性がいなければ、種としての人間は絶えてしまうでしょ。それ以外にも、例えば、1日は、明るい時間(昼間、陽)と暗い時間(夜間、陰)があって、はじめて1日になるわよね。

この様に、「陰」と「陽」と言う二つの性質の異なる気が、強くなったり、弱くなったりする事によって、物事がバランスを保ちつつ、移り変わっていくと捉えているのが陰陽説なんだけど、この発想はやがて五行説と結び付いて、陰陽五行説と言われる様になっていくのよ。

 

さるでもわかる算命学

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