算命学命式算出ソフトの製作秘話

ソフト画面

 今回は、さる山さる子の算命学命式算出ソフト、略して「さる命学ソフト」(正式名称です。)の製作に当たって、どの様な事を考え、どの様な点に苦心し、どの様な工夫をしたのか等、製作にまつわるお話しをしたいと思います。
 

 まず、算命学命のアプリ(アプリケーションソフトの略)を作ろうと思った切っ掛けですが、これは、整体占いさる山さる子という事業が始まる以前に、現町田店店長(株式会社さる山さる子の取締役)の佐藤が、義父より譲り受け、使用していた算命学のソフトが間違いだらけで、それを見た私(さる山隊長)が、あまりの出鱈目ぶりに激怒した事にあります。

 当時、整体占いさる山さる子の事業が始まったばかり(2011年12月~2014年の事です。)で、佐藤が占いをする際に、件のソフトを使用していた訳ですが、間違いをいちいち修正しながら使用しなければならず、使い勝手がとても悪かったのです。
 

 そこで、もっと正確で、使い勝手の良いソフトはないものかと探してみたのですが、良い製品が全く無く、であれば、いっその事自分達で作ってしまえと思った訳です(ソフトを本格的に開発し始めたのは、2014年4月の事です。)。

 この様な安易な考えが、後に自分達を大いに苦しめる事になるのですが、しかし、そのお陰で日本一の算命学のソフトだと堂々と言えるくらいの良い製品を作る事が出来た訳だから、今となっては、安易な考えも、それを貫き通せば吉と出る事もあるのだ(但し、少数例だろうけどね。)と思っています。
 

さる命学ソフトの拘り

 では、ここからは、「さる命学ソフト」について、どの様な点に拘って製作したのか、「こだわり」に焦点を当てて、お話しをしたいと思います。
 

1 正確である事(正確性)

 そもそも、自分達で命式算出ソフトを開発しようと思った切っ掛けが、間違いだらけのソフトだったので、正確性にはとことん拘りました。

原典算命学大系

 具体的には、原典算命学大系を始め、高尾宗家の講義ノート等、あらゆる情報を精査し、その上で、各占技等を分析し、条件分岐(ここでは、どういう条件の場合に、どういう表示をするかという計算式の事を指す。以下、同じ。)を考察、記述していきました。
 

 算命学では、宿命星を重視せず、後天運を重視するので、特に、後天運が正確に計算出来る様にプログラムを工夫しました。又、意見が分かれる守護神については、8種類の守護神法を採用し、その占技に合わせて使い分けをしています。尚、守護神の判定については、敢えて、少し甘め(緩やか)な設定にしています。これについては、動力占技・平力占技(三命図式法黄元の型)についても同様です。
 

 ところで、原典算命学大系も、他の教科書や資料も、一見すると、しっかり書かれている様に思われるのですが、それを元に、ソフトの仕様書(条件分岐)を書こうとすると、とても難しいのです。

 具体的には、①様々な条件が相互に絡み合って複雑である事、②前提の条件が分からなければ、成り立たないという場合が多い事、③Aというパターンもあれば、Bというパターンもあるとか、この様な場合も準ずる現象が現れるとか、非常に曖昧な定義(記載)がされている事が多い事、④そもそも、記載されている条件自体が、最初から誤っている(その条件を満たす組み合わせは存在しない)等の理由が挙げられますが、簡単に言ってしまえば、算命学に関する相当高度な知識がなければ、条件分岐を書けないし、一般のSEやプログラマーに正確に意図を伝える事も出来ないし、更に、SEやプログラマーも、余程優秀でない限り、説明されても、おそらく理解出来ないだろうという事です。

 算命学のソフトを製作しようと思って、この部分で挫折した人は多いでしょう。これが、算命学の命式算出ソフトがあまりない理由であり、又、それなりに使えるソフトともなれば、高額になる理由です。
 

 大手の学校でも、ソフトを作って売っていたりもしますが、何故その出来が悪いのか、何故さる山のソフトが売れているのか、その理由は、正にここにあります。

 私は、仕様書の全てを一人で書いた訳ですが、この作業に膨大な時間(デバッグ期間を含め、5年以上)を掛けてしっかりと向き合ったからこそ、それが出来たのであって、一朝一夕には出来ないだろうし、開発費用も相当な額になるでしょう。

 纏めると、長い時間を掛けて資料を読み込み、分析し、不具合がある部分については、陰陽説・五行説の考え方を基準として、条件の見直しや、追加の条件を挿入する等して対応した結果として、原典算命学大系に忠実で、正確なソフトが出来たという事です。

 「正確性に拘った。」と、言ってしまえば一言ですが、そこには、語り尽くせない、膨大な思考・作業があった訳です。正直言って、私は、同じ事はもう出来ないと思います。
 

2 見易い事(デザイン性)

 デザインは、ユーザビリティー(Usability、使い易さ)にも関わる重要な要素ですが、さる命学ソフトの製作に当たっては、「ぱっと見て分かる事」=見易い事=デザイン性に優れると定義し、徹底的に拘りました。

 占い(鑑定)の現場では、紙に印刷して使用するのが一般的(この方が、お客さんに見せる事が出来、且つ、事前・事後にメモ書きも出来る。)なので、特に、A4(一般的な用紙のサイズ)に収まるようにデザインに腐心しました。

 デザインを担当したのは、さる山さる子の初代社長のそらまめです。元富士通のSE、そして、デザイン事務所経営(個人事業)の経験を活かして、ソフトの全てのデザイン、イラストを一人で製作しました。
 

 さて、「占い」というサービスの提供は、多くの場合、時間単位で行われ、当然、料金も、時間単位で設定されています。という事は、命式の算出や加工、分析・理解に時間が掛かると、その分、お客さんとの会話=お客さんが認識するサービスの提供時間が少なくなる訳で、当然、それは顧客満足度の低下、再来店(リピート)率の低下、売上の減少をもたらす事になります。

 どんなに計算式が正しく、正しい結果が出ているのだとしても、それが見にくければ、現場では全く使えません。正しい計算式(プログラム)は、見易いデザインがあってこそ、真に役立つものとなるのです。
 

ソフト4

 そんな訳で、さる山では、デザインにとても拘っているのですが、具体的には、主要な(よく用いられる)占技の表示をブロック化して、福笑い人形の様に、A4の紙面に配置してはやり直す事を何度も何度も繰り返し(何回修正したかは正確には覚えていないが、100回は優に超える。)、デザインを練り上げていきました。

 仕様書(条件分岐、収録する占技)が変更になれば、当然、デザインも変更になる訳だから、こちらも、先の見えない厳しい作業だったと思います。しかし、挫けずにやりきったからこそ、堂々と「デザイン性に優れた見易いソフトです。」と言える製品が仕上がった訳です。
 

3 使い易い事(操作性)

 このソフトは、算命学の占者が「占い」というサービスを顧客に提供する現場において、又、算命学の講師が算命学を教授する現場において、最も優れたパフォーマンス(成果)を発揮する様な設計になっています。
 

 ここではとても語り尽くせないくらい、様々な工夫をしているのですが、一つ例に出すならば、年・月・日が、バラバラに送れる機能(1クリックで前後に1年動かす、1月動かす、1日動かす事が出来る。)を付けた事が挙げられます。

 この機能は、例えば、会社の設立日を選定する、或いは、教育の際に相応しい例題を探すという場面を想定して追加された機能ですが、実際に、さる山さる子が法人成りする際も、この機能を使用して、会社設立日(=会社の誕生日)を選定しましたし、さる命学教室で使われる例題も、この機能を利用して選定しています。

 つまり、占者・講師と立場の違いはあれども、算命学を日々使用するプロフェッショナルの為に、少しでも使い易くなる様な様々な工夫を凝らしてあるという事です。
 

 そして、何よりも、説明書・マニュアルを見なくても、何となくいじって使える様な操作性を追求しています。

 現場では、「これどうするんだっけ?」と迷った際に、マニュアル(説明書)を出して来て、それを読んで解決するなんて時間は到底ありません。故に、簡単に、誰でも見た感じで操作出来る事が重要で、さる命学ソフトは、それを追求して製作しました。

 なので、さる命学ソフトをご購入頂いた方には、是非、色々といじってみて欲しいと思います。
 

4 多くの占技を収録する事(網羅性)

 さる命学ソフトは、原典算命学大系を始め、高尾宗家の著書や講義ノートに収録された占技の大部分を収録しています。勿論、集団占技等、プログラムに馴染まない技術もあり、完全に全ての占技等を収録している訳ではありませんが、2024年5月現在、さる命学ソフト以上に多くの占技を収録している製品は見当たりません。

 尚、どれくらいの占技等が収録されているのかについては、こちらをご覧下さい。
 

 算命学の占技は多数ありますし、今後も新たな占技が生まれるでしょう。しかし、実際に現場で使われている占技は、それ程多くはありません。であれば、こんなに多くの占技を収録する意味があるのかと疑問を持たれるかも知れませんが、算命学の「占い」(未来予測)は、部分占技の集合体です。又、算命学の運命論は、「間接」運命論です。
 

 即ち、算命学では、物事を直接的に考察・推察するのではなく、あくまでも間接的に、具体的には、小さな技術(占技)を幾つか組み合わせる事によって、何事かを知ろうとしています。

 という事は、細かい技術(占技)を知っておかなければ、大きな推察、運命の把握が出来ないという事になります。それ故に、さる命学ソフトの製作に当たって、なるべく多くの占技を収録しようとした訳です。
 

 纏めると、算命学は、小さな技術を複数組み合わせて使う事によって、何事かを推察する(占う)訳だから、なるべく多くの技術を知っていた方が、様々な応用が利く様になる訳で、その為に、出来る限りの占技を収録したという事です。

 さる命学ソフトの「拘り」は、これら以外にも沢山あるのですが、とても語り尽くせるものではないので、この程度にしておいて、次の話題に移ろうと思います。
 

さる命学ソフトの製作期間

 さる命学ソフトの開発が本格的に始まったのは、2014年4月の事です。それ以前より構想はあって、条件分岐(仕様書)は少しずつ書いていたのですが、優秀なSE・プログラマーも参加し、本格的に作業を開始したのがこの時です。

 さる命学ソフトを一般に販売し始めたのは、2017年4月ですから、開発期間は約3年ですが、発売後2年くらいは、引き続きデバッグ(プログラムが正常に動作するか検証する事)を行い、不具合や誤りを修正したり、よりよいものへと改善していったので、実質的な製作期間は5年と言って良いでしょう。
 

ソフト5

 この時期は、さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」の講義原稿の執筆もあったので、休みなど全くなく、目が回るくらい忙しかったです。腕や手首、指が動かなくなって、ボタンが留められなくなったり、箸が持てなくなったりして、又、目眩や動悸がして、エナジードリンクと救心を飲みながら仕事をしていました。今振り返ると、よく死なずに済んだものだと思います。そして、あんな無茶な働き方は、もう出来ないでしょう。正直、弾は飛んで来ないものの、イラク勤務よりずっと大変でした。
 

さる命学ソフトの製作者

 ここで、さる命学ソフトの製作メンバーについて、紹介しておきましょう。

 全般の構想、資料の収集・分析、仕様書の執筆、Premiumの解説原稿の執筆を私、さる山隊長が担任し、表示のデザイン全て、プログラムの一部を社長のそらまめが担任し、大部分のプログラムを非常に有能な外部スタッフであるれっさが担任しました。それ以外に、デバッグの一部を整体占いさる山さる子町田店の店長である佐藤が担任しました。
 

 この様に、さる命学ソフトは、ソフトの製作会社に丸投げした訳ではなく、完全に、自社で設計・製造しています。それ故に、誤りがあればすぐに是正し、修正プログラムを配布したりする事も出来た(今は誤りが見付かる事自体がありません。)訳です。
 

ソフト6

 余談ですが、日本一の算命学教室を自認するさる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」は、ソフトの製作が始まって以降に開講した為、ソフトの製作時に培った算命学のデータ(組み合わせ論、表出割合(分母・分子)等)に基づいた合理的な講義が行われています。何となくとか、大体ではない、正確なデータに基づいた講義が出来るのも、算命学命式算出ソフトの仕様書・解説を書いた本人が、講義原稿を書いているからです。算命学を基礎から詳しく学びたいという方は、是非、さる命学教室の講義を受講して下さい。
 

さる命学ソフトは、こういう人に使って欲しい

 最後に、これだけ苦心して作り上げた自信作であるから、こういう人に使って欲しいという思いを綴ってみたいと思います。
 

 算命学は、一般に、占いの術であると認識されていますが、占いの術は、算命学の表層に過ぎません。実際には、算命学は、陰陽説・五行説に始まる思想・哲学で、この宇宙(空間+時間)がどの様な仕組み、ルールで成り立っているのかを解き明かし、その理解の下に、自分の運命を望む様にコントロールしていこうとしています。

 即ち、算命学は、物事をどの様に捉えるのか、認識するのかという思想・哲学であるから、その理解がないままに技術(占技)のみを使用しても、その人物の状況の把握、運命の改良に全く役立たないものとなってしまうのです。
 

 さる山さる子の算命学命式算出ソフト、略して「さる命学ソフト」は、占いの技術(占技)に関するプログラムであり、特に、Premiumは解説文(ある意味、占技の答え)も表示されるから、安易にこれに頼る人がいるのも事実です。

Premium

 しかし、算命学を上手く活用する為には、基礎理論(陰陽説・五行説・暦術思考)の理解が欠かせません。Premiumで表示される解説をそのまま読むだけで占いが出来ると思ったら大間違いです。
 

 私達が心血を注いで作り上げたソフトを正しく、そして、上手に活用する為にも、是非、算命学の基礎理論をしっかりと学んで頂きたいと願っています。

 さる命学ソフトをお買い上げ頂けるのは、とても嬉しい事なのですが、実は、それよりも算命学の基礎理論をしっかり学んで欲しい為、どちらかと言えば、さる命学教室で学んで欲しいと思っています。それ故に、さる命学教室では、WスクールもOKにしていますし、ある程度学んだ後にはソフトの大幅な割引措置を設けてもいます。
 

 算命学の思想・哲学・占技をしっかり学んだ人にこそ、さる命学ソフトを使用して欲しい、それが開発者としての思いです。勿論、ソフトを使いながら、勉強をしていくのも有りだと思います。何れにせよ、算命学に真摯に関わる多くの方に使って頂きたいと思っています。
 

(さる山隊長)
 

 

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