家系のはみ出し運

天冲殺の性質を知っていれば

算命学には、天冲殺というものがある。

今から40年程前(うわぁ〜、もの凄く昔!)に、天冲殺にまつわる本が出て、巷でブームを呼んでいた。

私はと言えば、当時「怖い本」という認識で、手を付けなかった覚えがある。(笑) 

天冲殺に聞き覚えが無くても、「大殺界」は知っている人が多いと思う。「大殺界」は、超有名な女性占い師さんが、名付けた言葉だが、元々は天冲殺を差す。

天冲殺には、子丑天冲殺、寅卯天冲殺、辰巳天冲殺、午未天冲殺、申酉天冲殺、戊亥天冲殺の6種類がある。 

『天冲殺の年は悪いことが起きる』というのが、一般的に知られていることだと思うのだが、天冲殺は、家系の流れを知るものであったり、人との相性、集団を占ったりと、広い範囲で使われるものである。

初代運とはみ出し運

自分の持つ天冲殺が活かされていれば、不満が少なく、生きやすい人生を送れることになるのだが、そうでない場合は、運の乱れを起こし、不満を多く抱えることになる。
家系のはみ出し運を持っているのは、辰巳天冲殺、戊亥天中殺である。

はみ出し運ではないが、初代運といって、家系の最初を担う天冲殺は、子丑天冲殺である。

これら三つの天冲殺は、早くから親元から離れ、自力で生活をして行くことが望ましいとされ、そうすることで、自分の持つエネルギーが発揮されるようになるのだ。 

しかし、自分から親元を離れたい、と思っていても、親が引き止める場合もある。

親が可哀想とか、親がそう言うからと、「親は大切にしなければならない」という思いが働き、家の犠牲になったりするのである。
このようなことから、はみ出し運を持った人は、早くから家を出ることを、お勧めする。
(はみ出し運を持っていても、特殊な宿命を持った人もいるので、全てには当てはまらない。)

あるいは、自分の子どもの天冲殺を知って、その子どもの人生の手助け(実際に手を貸すことではない)を、親が出来ると良いのだろうなぁと思うのである。

実際に、親御さんがお子さんのことを見て欲しい、という相談は多い。

そこで、「家系のはみ出し運を持つので、早めに独立させて下さい。」と、お伝えすることで、親御さんもそのことを、しっかりと受け止めようとしてくれる。

自分(親)の人生と子の人生は、本当に違う、ということを算命学を勉強してきて、つくづく思うのであった。

(さとう) 

家系のはみ出し運 への2件のコメント

  1. えっちゃん

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    自分の天冲殺を確認するために占いシートを出してきたよ。
    初代運の天冲殺だったよ。
    来月伺うのでもっと詳しく聞かせてくださいね!

    返信

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