算命学の2020年3月の占い(3/5~4/4)

3月(3/5~4/4)己卯(きぼう)
  

 今月は、人々が情に流され易い月です。論理的な思考ができず、感情によって行動してしまいます。誰かが困っていれば、解決策も分からないのに助けようとしたり、意図のあるなしにかかわらず、人を騙したり騙されたりというようなことも起き易く、他人とのトラブルも起きてイライラします。そのイライラした状態のまま、さらに行動したりするわけで、なんというか、地に足がついていないというか、余裕がないという雰囲気です。
 もしかしたら、情報が正しく伝わらないことが影響しているのかも知れません。デマが飛び交ったり、誰かが正しい情報を湾曲して伝えたり、批判的な情報ばかりが目につきやすかったりということに起因しているようです。感情に振り回されず、正確な情報をありのままに発信するよう、一人一人が心がけることで、世の中に冷静さが戻って来るのではないかと思われます。
 

甲木(こうぼく)

 今は社会の変革期にありますが、そんな世の中にあって、甲木さんは、変化に対応するための、生活の知恵を積み上げていきます。不安定な時代の変化を掴み、今はどんなものやどんな人、どんな考え方が自分や家族が生き残るために必要なのかを、しっかりと見極めていきます。ですので、社会の変化にはとても強く、うまく対応していきます。
 また、とても行動力がある時期なのですが、周囲に気を配ることなく、どんどん前進していきます。その行動力が故に、ある意味『利用しやすい人物』ともなってしまいます。甲木さんの上に立つ人が高い志を持っていれば良い働き手となりますが、利己的な思いのためにも使われる恐れもあります。
 今月は、周囲や、特に家族に対して自分の思いを押し通しがちになり、窮屈さを与える可能性が高いです。大らかさやゆとりを意識するくらいで、なんとかバランスが取れそうです。
 

乙木(おつぼく)

 今月の乙木さんは、愛情深く、お人好しで、人の役に立つことばかりを考えているという感じです。困った人がいれば放っておけず、人の心配ばかりをして、頼まれたことはなんでも引き受けます。人の良さから仕事も断ることができず、みんながやりたがらないような作業も、やっかいな仕事も一手に引き受け、終わるまで一人でコツコツとがんばります。そうして、自分のことは後回しです。
 そんな風に、乙木さんにやっかいごとを押し付けて、周りの人達はどんどん自分のことを進めて行きます。乙木さんは、ふと、我に返って、ポツンと取り残されている自分に気付き、自分だけが損をしているように思うかも知れません。しかし、今月の乙木さんは、一人ではなにも成す事ができないのですが、人のために行動する事で、社会を回す歯車として働ける時期なのです。損をしているように思った時は、経験値を蓄積する時なのだと考え、目の前のことに取り組むことをお勧めします。
 

丙火(へいか)

 一見、不思議に思える物事が、世の中にはあります。今月の丙火さんは、そういう不思議なものや、未知のものに興味を持ち、自分の中に取り入れます。例えば、なぜだかよく分からないけど効果があがる美容法や健康法、飲むだけで効くサプリメント、金運アップのアイテムなど、冷静に考えればちょっと怪しげと思えるようなものを見つけてきたり、自分であみ出したりするようです。
 丙火さんが見つけたものは、世間に受け入れられます。今月は全体的に情で動く傾向があるので、時代の雰囲気にマッチするのかも知れません。それは、世の中に認知され、お金を生み出しそうな気配を見せます。そうして、それに賛同したり、自分もその方法をやってみたいと集まって来た人達の集団ができていくようです。アイデア勝負なのだと思います。人々にどんなものが受け入れられそうか、いろいろなものに興味を持ったり、アンテナを立ててみましょう。
 

丁火(ていか)

 今月の丁火さんは、ブームや流行に思いを馳せるようです。過去からも学び、昔ながらのやり方を研究したり、今の傾向はどうなのか、そして今後どうなっていくのかを予測したりして、そういう一連を楽しむようです。今の流行を追い求め、それに乗ろうとするわけですが、流行に流されるというのではなく、あえてそれに乗ることを楽しむという、主体的な感じです。しかしながら、丁火さんは、現在の主流に乗るのは、あまり上手ではなさそうです。(過去や未来に思いを馳せる方が得意)
 また、自分の内側(家族や組織)と、外側の区分けがハッキリとしていて、身内とは、たとえ離れたくても離れることができないという感じですが、外にいる人達のことは意にも介しません。身内(内側)の改善に思いを馳せ、どんな風に現状を変えられるだろうかと、柔軟に自由にイメージを膨らませて、トライ&エラーを重ねると、うまく流行にも乗れるのかも知れません。
 

戊土(ぼど)

 今月の戊土さんは、フランクに誰とでも付き合います。通常、誰に対しても同じように接する人は、組織の上下関係の中ではやりづらいものです。上の立場にいる人は、自分に対して友達のように接してくる下の者に対しては生意気だと思いますし、下の立場にいる人は、指導もされないことに不信感を抱いたり、尊敬しなくなりがちです。しかし、今月の戊土さんは、そのフランクさと常識的なバランス感覚で集団全体の為に力を発揮します。上下の中間に立って両者の仲立ちや調整をしたりできるのです。上下関係のある人達とも、趣味の話などでつながったりして、いつの間にか組織の中にあったギクシャクした分断を、一つにまとめたりしそうです。
 ただ、この作業をうまくこなすには、知識が必要です。行き当たりばったりではなく、過去の経験値や、勉強してきたことが役に立ちます。また、今月は、細かい作業をすると、身体を病みますので、くれぐれも気をつけて下さい。
 

己土(きど)

 今月の己土さんは、自分の殻に閉じこもるような雰囲気です。時期的にも、ウイルスに感染しないように家に閉じこもったり、あまり人と関わらないようにするという感じでしょうか。一人で黙々と、自分のやるべきことをやっていき、他人の手を借りることもなければ、他人に手を差し伸べることもしません。そんな風にして、自分の理想とする生き方を、追究していくようです。なぜなら、他人と関わると、どうしても自分のやり方に口出しをされ、思ったように生きられないからです。
 確固とした自分を貫くには、すでに人や書物から得て知っている知恵や知識をアレンジしたり、過去に困難を乗り越えた経験から学んだことを参考にするよう心がけて下さい。また、今月は、何かが起きたときには、土壇場で瞬間的な火事場の馬鹿力を発揮しますが、すぐに疲れてしまいます。長時間は持ちませんので、できるだけ短期間で解決することをお勧めします。
 

庚金(こうきん)

 今月の庚金さんは、バランス感覚に優れています。今の世の中の動向を見て、今何が必要なのか、どんなものは受け入れられるのかなどを確実に読み取ります。そこから、すぐに使えるような現実的な知恵を生み出し、時代や周囲のスピードに合わせながら実行していくのだと思います。今は時代が混迷していますので、なにか一つのことをやればそれで良いというわけではなく、あれもこれも試してみて、ダメなら引っ込めてという、試行錯誤をくり返す必要があります。そんな風にくり返しながら、混沌の中で今に必要な知恵を見つけて行くのだと思います。
 今月庚金さんの見つける知恵は、突飛なものではなく、誰もが理解できるような、とても常識的なもののようです。まずは、それを自分がやってみて、みんなの手本となり、他の人達が真似したいと思うような行動が取れると、その知恵はうまく活用されるのだと思います。
 

辛金(しんきん)

 今月の辛金さんは、衝動的に現状を変えたくなるのではないかと思います。なにか目的があってのことではなく、ただ『変えたい』という思いが湧くのです。引越したくなったり、ペットを飼いたくなったり、転職したくなったり、旅行したくなったり、模様替えしたくなったりという感じです。衝動的なので計画性もなく、金銭面のことも考えません。変えたいと思ったら矢も盾もたまらず、すぐに行動に移し、周りの人達も、それに巻き込まれます。
 その衝動的な行動により、今までとは違う新しい経験をすることになり、それにより多くの学びを得るのではないかと思います。新たな学びを得たら、それについてしっかり考察や検証をし、自分の糧にしていくことでしょう。そんな風に動きの中からなにかを掴み取り、周りの人達に恩恵を与える可能性もあれば、今の落ち着いた状況をただ破壊するだけの、迷惑な存在になる可能性もある月です。
 

壬水(じんすい)

 今月の壬水さんは、何をするにも、人と自分を比べそうです。そして、少しでも、自分が人より優れている部分を探しだそうとするのです。しかし、これは内面でのみで起きることで、表面的には、たとえ納得がいかなくても、状況や人に合わせるような行動をします。そんな感じですので、傍から見ると全く分かりませんが、壬水さん本人の気持ちは、相当複雑なようです。
 なぜ、人と比較して、優れている自分を探そうとするかというと、優越感を味わっていないと、自尊心が満たされないからです。なんとか自分を認めたいわけですから、もしかしたら、『なぜか自信を持てない』、『自分はこんなものではないはず』、『ふがいない』というような思いが心の中にないでしょうか。日々の生活の中に、芸術や創造(なにかを作り出すこと)を取り入れてみると、自分の中の不一致感が薄まるので、人と比べる必要がなくなり、気持ちがラクになるかも知れません。
 

癸水(きすい)

 今月の癸水さんは、文武両道な感じです。行動によって学びを得、学ぶことでさらに行動し、という具合に、学ぶことと行動することが両輪となって進んで行きます。様々な行動を通して、様々な学びを得、精神性が上がって、さらに行動して・・・という感じです。精神と行動の両方が揃ってこそ人格が上がっていきますので、一方をおろそかにすると、成長が止まってしまう(場合によっては下がる)のです。
 もしかしたら、戦わねばならないような状況に置かれるかも知れません。しかし、そこから逃げず立ち向かうことで、精神性が上がります。争いは広がり、さらに多くの人と戦う事になるかも知れません。しかし、やっぱり逃げないでいると、精神性が上がります。今月の戦いや行動は、精神性に直結しますので、とにかく目の前のことからは逃げず、なんとか突き進んでいただきたいと思います。くれぐれも、勉強だけしても、精神性は上がりませんので、行動を忘れずに!
 

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次回の基礎理論ブートキャンプのご案内

 3月28,29日(土・日)
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  • 1940(昭和15)年4月7日
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