算命学の2021年の占い 2021年2月3日~2022年2月3日

全体運(辛丑)

 いつ頃からでしょうか、表面的なこと(外見やうわべ)が、重視されるようになってきたように思います。本来の味やサービスよりも、雰囲気や見栄えばかりに凝るお店が増え、特にここ数年はそれが顕著となり、インスタ映えなどの言葉が流行り、見かけをことさら重視する風潮に輪をかけていきました。
 

 『実(じつ)』と『虚』という言葉がありますが、虚は虚で大事なものだと思うのです。しかし、両者のバランスが取れていてこそ、物事は大きく広がり、長く続いていきます。

 例えば、広告宣伝も虚の部分がありますが、良いもの(実のあるもの)を作ったら、それを世に出す責任が生じますので、人々がそれを欲しくなるような宣伝文句でアピールし、多くの人に届けなければなりません。虚のない実は、たとえどんなに素晴らしいものであっても広まってはいかないのです。

 しかし、実を伴わない虚は、それこそ虚しいもので、一時的に広まりこそすれ、いつしかその薄っぺらさは白日のものとなり、消え去る運命にあるのだと思います。お客さん(消費者)を馬鹿にすれば、いつしかしっぺ返しが来るでしょう。
 

 2020年に大きな変化が起き、物事や人の意識、常識等が変わりつつあります。ここで、ひとつ大きく転換するのが、上記の見栄えを重視する傾向ではないかと思います。

 今、人々は経験のない状態に不安を感じています。また、騙されることも多くなり、目の前の物事をすぐに信じるのではなく、騙されないようによく観察するようになります。観察すれば、次第に、それが見かけ倒しに過ぎないか、それとも本当に良いものなのかを、判別できるようになるのではないかと思います。

 この傾向は、人間関係にも影響を及ぼし、ノリが良いだけ、カッコイイだけ、見せ方が上手いだけの人が脚光を浴びる時代が終わりを告げ、中身勝負となります。そんな風に、人をよく見て、自分に合う人とじっくりと付き合うので、人間関係も狭く深くなるでしょう。
 

 今まで虚に傾いていたものが、実に傾き始めますので、人々の生活は地味になっていきます。また、今まで実を求めたり、中身を向上させたり、何かを追求するという経験があまりない人は、その経験を持つ、かなりの年配者や熟練者に頼ろうとするのではないかと思います。

 熟練者の言葉に耳を傾けても、実を向上させていくには時間がかかるので、緩慢な進み方に、じれったさを感じるでしょう。特に、7月と10月頃には、目上とぶつかる傾向がありますので、イライラから喧嘩に発展するようなこともありそうです。

 しかし、急いでもムダだ、これは長期戦になるのだと覚悟を決めた人は、ひとつひとつに着実に取り組み、辛抱強く超えていけるのだと思います。
 

それでは、年間を通しての流れです。

 2月は、物事がどんどん変化していきます、四の五の言っている暇はなく、3月まで、止まることなく、変化し続けます。

 4月は、いろいろと問題が起きそうです。誰もが未体験の中、物事を無理矢理にでも推し進めていかねばならず、それによってさらに問題が起きるのでしょう。

 5月は、現実的に物事が進展します。思考力も行動力もあります。

 しかし6月には、思考と行動がちぐはぐとなり、問題が起きてきます。お腹の弱い人は、生ものに注意して下さい。

 7月は、親や上司など、目上の人が原因となって争いが生まれ、混乱したり喧嘩別れとなったりします。年配者が次代のために大切なことを伝えたいと思うものの、聞く耳を持つ人と、そうでない人の間で分断が起きるのかも知れません。

 8月は、様々なものが明らかになるでしょう。嘘は明るみに出ますので、偽らないことが大切です。隠し事があったら、先に自分からバラしてしまうのも良いかも。

 9月は、違う生き方をする人達との関係が拡がり、精神的に向上していくでしょう。古くからのしきたりなど、年配者の話に耳を傾けることが大切です。

 10月は、変わり目のときです。あらゆるものが新しく変化します。自己中心的、自分本位となり、目上を蔑ろにするかも知れません。

 11月は、厳しい冬に備え、耐える準備をします。明るさや、礼義、正しい情報の伝達が大事。

 12月は、理想を追い求め、次代を担う者たちに、精神性を伝えようとします。しかし、理性的すぎてちょっと冷たさを感じるかも知れません。人の気持ちなど、情的なものに目を向けている余裕はないのかも知れませんが、受け取ってもらえないと意味がないので、正確な情報を、暖かく伝えるよう、心がけましょう。

 1月は、区切りの月です。古いものが終わり、新しいものが始まるか、或いは、古いものはそのままで、新しいものが加わるでしょう。人々の中にもう一人の自分が生まれ、それぞれ独自の生き方をしていくことになります。

 そうして、2022年に突入していくようです。



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