算命学の2022年9月の占い(9/8~10/7)

月占いは、さる命学教室の生徒さん達に、ローテーションで文章を担当していただいています。
今月は、『かろりり』さんです。
基本性質をお知りになりたい方は『基本性質早見表』をご覧下さい 。
 

全体運(己酉)    

 先月の激しい破壊と分裂現象により、今までに構築されてきた物事は瓦解せざるを得なくなりました。今月はバラバラになった残骸、物事を整理して、新しい筋道を立てる時のようです。今までの『普通』や『常識』といったものが通用しなくなり、物事の捉え方や考え方を変え、新しい生活様式を作っていくことになります。

 今、日本は不況なのに物価は高く(資源・燃料の高騰と円安で値上げを余儀なくされ)、しかも賃金アップは望めないという状況で、多くの人々は倹約を強いられることになります。物質的な豊かさを享受出来なくなれば、人々の関心は精神的なものに移行していくのでしょう。では、質素・倹約というものに、美や喜び、豊かさを見いだすことは出来るのでしょうか。

 まずは、自分の心の整理をし、自分にとって大切なもの、必要なものを知ることから始めます。それ以外の要らないものはどんどん取り除いていく作業をします。これが習慣化するうちに、いつしか充足感が得られるようです。生活(現実)がシンプルになった分、心(精神)は自由に、縦横無尽に飛びまわれるのかもしれませんね。(その境地に至るのは、精神の修練を経てからになるでしょう。)

 なお、先人が残してくれたものに『清貧に生きる』『足るを知る』という言葉がありますが、その中にヒントを見つけることができるかもしれません。
 

甲木

甲木(こうぼく)

 今月の甲木さんは収集家になるようです。集めるといっても、趣味や研究に関するような特定なものではなく、身のまわりのあらゆる日常品を集めます。それは、自分の家族や近しい者が困らないように、何が起こっても対応出来るようにしておきたい、という気持ちが強くなるからです。また、これからは資金も必要になるだろうと、中古品を扱うお店やサイトを利用したり、既にある手持ちのものを再利用したりして、極力出費を抑えながら目的の物を集めます。

 一方、独り身で気ままな甲木さんは、不安から何かに賭けてみようという気持ちが湧き、起業や利回りの良い投資など、新しいことを始めるかもしれません。それによって人生の波が、大きく荒々しくうねることも予想されます。  不安を解消するには、日頃から現状をきちんと把握しておくことが大切です。ストックする品目と数量を決め、在庫チェック表を作るなどして管理すれば、いたずらに不安がることもなく、ゆとりを持って過ごせるでしょう。また今月は、子供たちと一緒に自然に触れ合ったり、美味しいものを食べ、自然体で健康的にゆったりと過ごすことをお勧めします。
 

乙木(おつぼく)

乙木

 今月の乙木さんは、所属する組織や集団のために尽力するようです。そしてその組織、集団が繁栄するときも衰亡するときも、運命を共にしようとします。なので、身を置く環境によって、大きな差が現れることになります。本来ならば、危険を察知したら、身の安全を図るためにそこから離れるべきなのですが、『一連托生』を決め込んだ今月の乙木さんは、流れに巻き込まれることも厭わないでしょうし、その方が乙木さんらしいとも言えます。そしてその結果がどのようになっても、事態を受け入れて、誰かを恨むようなことはありません。

 今月はどのような時も、明るさを失わないようにしてください。『笑う門には福来る』です。たとえ全てを失い、身ぐるみはがされたような心持ちになっても、『顔で笑って心で泣いて』を実践しましょう。そうすることで再び運気が上がっていきます。また、どんな人達とも分かち合おうとする精神は、周りの人をも巻き込んで、さらなる好循環に繋がっていきますよ。
 

丙火

丙火(へいか)

 今月の丙火さんは、無駄な攻撃や行動が多く見られるようです。しかし、これは傍から見て『無駄』に思えるだけで、丙火さん自身の葛藤が、行動として現れているにすぎません。むしろその行動をせずに、エネルギーを内部に留め置くことは、自身の精神や肉体を蝕んでいくことに繋がるので、丙火さんにとっては、意味のあることなのです。とはいえ、周りはそのことをわかりようがなく、丙火さんが彼らと和を保ち一緒にやっていくには難しさがあり、孤独を感じることもあります。(しかし、こうした自分に起こっている仕組みを理解しているだけでも、心持ちは違います。)

 また今月は霊感や直感のようなものがよく働きます。不思議な現象に遭遇することもあるでしょう。何かしら心ざわつくものを感じて、皆に伝えようとしますが、ここでもなかなかわかってもらえません。ですが、たとえ周りから理解されず、自分一人で戦うことになっても、見返りを求めることなく『世のため、人のため』と動く姿勢を貫くことが大切です。自分たちだけ助かればいいと何もしなければ、後々周囲からそしりを受けて心を病んだり、あるいは、そしりを受けなくても、自責の念から苦しむことになります。
 

丁火

丁火(ていか)

 今月の丁火さんは、集団の中で、バランサーとして存在を発揮するようです。周囲の気運が過熱して、過激な行動に走るようなことがあれば、「落ち着いて冷静になれ。」と、クールダウンするように導きます。また、暴言を吐いたり、礼儀を欠いたりすれば、それを諫めようとします。逆に集団の気運が沈みがちで、「どうせダメだよ。」と物事に弱腰になるようであれば、「既に気持ちが負けている、気合を入れろ。」と自らをも奮い立たせながら活をいれます。今月の丁火さんは、どこか爽やかさがあり、押し付けがましくもないので、その言動に周囲は素直に理解を示すでしょう。

 なお、プライベートでは、人々の意識の変化をいち早く感じ取り、自分もその時流に乗ろうとします。真っ先にトレンドを取り入れては、ちょっと得意げになるでしょう。もちろんお洒落にも敏感です。  集団を動かすにしても、流行りのものを手にいれるにしても、それなりの物資や軍資金が必要になりますので、日頃から少しずつでもコツコツと準備をして貯めておくことが肝要です。
 

戊土

戊土(ぼど)

 今月の戊土さんは、組織や集団の中心人物になるでしょう。周りから「戊土さんが適任者だ。」と信頼されて、組織づくりや運営を任されるかもしれません。あるいは、周りの人にとことん優しく、話を聞いたり相談に乗ったりするので、人望が集まり、自然と戊土さんの周りに人の輪が出来上がっていくこともあるでしょう。このとき、誰に対しても対等な物言いや態度で接します。よって、相手が年下であれば、戊土さんのことを『一人の人間として扱ってくれる人』『友達感覚で接してくれる人』とみなし慕われる一方、相手が年上であれば、『ほう、なかなか度胸があるじゃないか』とニヤリとする人もいれば、『生意気だ』『無礼な奴だ』と思われることもあり、反応は様々です。それでも根っこには信頼があるので、戊土さんが嫌われることはないでしょう。

 今月は、コロナ対策を講じながら、例えばバスツアーなど、皆を誘って旅行に出かけるとか、ボウリング大会など、皆で一緒にゲームを楽しむような企画をすることをオススメします。親睦を深めることにより、よりスムーズに事が運ぶようになるでしょう。
 

己土(きど)

己土

 今月の己土さんは、ひとつのことを真面目にコツコツと積み上げていくようです。あゆみはゆっくりで地味ですが、『積小為大』という言葉があるように、このような姿勢こそが後々おおきな成果を生みます。そして自分の役目を着実に果たしていくその先に、誰かの仕事を受け継ぐとか、組織や集団の後継者になることもあります。

 また指導者の話を真面目によく聞き、しっかりと覚えようとします。とても忠実なので、間違ったことを教われば、それを鵜呑みにして間違ったまま覚えます。一度定着してしまったものから脱却するのは難しいので、誰を師と仰ぐのか、指導者を見極めることがとても重要になってきます。誰に対しても温かで、物事を公平に見る目と判断力も持った人が理想的です。良い師につけば、積み上げたものが後に大きなものになっていますが、そうでない場合は、まったく役に立たないか、独善的なものになります。

 今月は、自分自身も強い拘りや固定観念を持っていることに気づいてください。そういうものを一度取り払い、まっさらな心で、広く世の中を見渡し、人の意見に耳を傾けるようにしましょう。
 

庚金(こうきん)

庚金

 今月の庚金さんは、世の中の変化をいち早く察知します。日常において、これまで常識とされていたことが変わっていく様を見つめ、今後どのように対処するのがよいか考え、それを伝えようとします。とても冷静で筋道の通った考え方は、人々の理解を得て、広く受け入られることになります。そして知恵を伝えることに忙しくなり、始終動いてばかりになりますが、そんなことはお構いなし。遠方に出かけるようなこともちっとも苦にならないでしょう。

 また、異論を唱える人に対しても、冷静で理論的に応えることが出来ます。しかし、一たびプライドを傷付けられるような事を言われると、カッとなり態度が豹変してしまうことがあります。

 今月は庚金さんにとって、『プライド』『自尊心』というものがキーワードになり、とても重要なのです。本当の意味での『自尊心』とは、何があろうと目的を見失わず、自分の使命を淡々とこなしていくことではないでしょうか。今一度、その姿、有りようを想像して自分自身と重ねあわせてみてください。
 

辛金(しんきん)

辛金

 今月の辛金さんは、何かに気づいて、それを『どうにかしたい』という気持ちに駆られます。今まで何となく感じていた違和感や、胸に湧き上がってくるものを、ハッキリと意識するようになり、やがて不平不満を抱きます。それは精神的なことと現実的なこと、どちらもあり、それらを変えていこうとします。

 例えば、今住んでいるところが、通勤に不便、他所と比べて物価が高い、大雨が降れば危険地域だ、などの理由から、引っ越しを考えたりします。また、仕事に対する不満を感じれば、転職もあり得るでしょう。

 また、どこか満たされぬ思いを抱えたまま、あちこち彷徨ううちに昔懐かしい場所に足を踏み入れ、そこで何故か不思議な充足感が得られた、というような経験をするかもしれません。  このように、不平不満を解決する糸口は、自分自身の中にあるようです。今月は、仲間とつるんで人に合わせるよりも、一人になり、自分はどうしたいのか、どうありたいのかをじっくり考えてみてください。そして、そこで得た答えを実践してみて初めて、なんらかの手ごたえを感じられるでしょう。
 

壬水(じんすい)

壬水

 今月の壬水さんは、夢やロマンを大いに持つようです。あるいは、当初胸に抱いていた夢や願望に立ち返るのかもしれません。そして、自分が思い描く青写真に沿って、「こういう事をやろうと思います!」と、計画を格好良く大々的に掲げます・・・・と、ここまでが壬水さんのロマン劇場なのです。本当に実現するかどうかは、本人もクエスチョンマークです。

しかし、ここで単なるショウに終わらせるのではなく、中身のあるものにしましょう。大勢の人たちのために、自分を役立てようという意識を持って実行に移すのです。そしてコツコツと努力をすることが大切なのですが、今月の壬水さんは少々粘り強さに欠けるのと、相手の出方を見ていちいち反応しては動きを止めてしまうという難が見受けられます。

そこで今月は、一人一人に深く関わるよりも、大きな一つの枠組みとして捉えて、広く物事を進めていく方が有効です。その際、手段がおおざっぱになりがちなので、細かい部分も意識するように心がけてくださいね。
 

癸水(きすい)

癸水

 今月の癸水さんは、組織形成や運営に向いています。それは、人材の配置、どう活かすか、『適材適所』の才に長けているからです。そうやって形成された組織・集団を、中心になって動かしていきます。

 時にはそれらを守るため、自分一人が矢面に立ち、大勢を相手に戦います。それはもちろん、癸水さんが義理・人情に厚いからに他ならないのですが、上に立つ者の矜持として、カッコもつけたいのです。見かけ倒しにならないように、知識や体力を身につけ、自分の力量の引き上げを図りましょう。

 さて、大きな組織内で、その立場にある場合は、ひたすら自分の役目に没頭すればいいのですが、小さな組織や集団でそこにあまりに重きを置いてしまうと、家族や仲間に対して個人レベルの感情を見落としがちになり、独裁的になっていきます。やがて心が離れていき、内部から崩壊する虞があるので注意しましょう。

 また今月は、人や物を集めることに力を注いでください。今は使い道がわからなくても、もらえるものは一応なんでももらっておく、という姿勢で。いざ、という時に使えます。

 

かろりり

 

講座のお知らせ

算命学基礎理論ブートキャンプは、
 5月5,6日(GW日・月)
 6月29,30日(土・日)

算命学とセルフカウンセリングを組み合わせた『空組』は、
6月7日(金)18:30にスタート(現地枠は終了しました)

 

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