夢占い(夢鑑定・夢解き)と算命学

 今回は、夢占い(夢鑑定・夢解き)と算命学というテーマで記事を書いてみたいと思います。

 最近、「占い」について、色々と調べているのですが、中にはこれって「占い」なの?と疑問に思う様なものも多く、特に、スピリチュアルや霊感等が出て来ると、私(さる山隊長)には全く馴染みがありません。

 そんな中、夢占い(夢鑑定・夢解き)というものを見付けたので、それをテーマに記事を書いてみようと思った訳です。
 

夢占いとは

夢

 「夢占い」とは、見た夢の内容によって、その人物の現在の状態や未来、吉凶等を推察しようとする占術で、「夢鑑定」とか、「夢解き」とも言われます。

 「夢占い」といって直ぐ思い出すのは、一富士二鷹三茄子で、これは縁起の良い夢を並べたものです。
 

 そして、次に思い浮かぶのは、中学校の古典の授業で習った吉備真備の物語「夢買ふ人の事」(『宇治拾遺物語』)でしょうか。

 忘れてしまった人の為に、簡単に解説しておきましょう。
 

 吉備真備という人が若い頃、夢を見たので、夢解きの女性の元を訪れ、その夢を鑑定して貰った。その後、その女性と雑談をしていると、国守の長男がやって来て、同じ様に夢を鑑定して貰っていたが、それは、とても良い夢で、大臣に迄出世するとの判定だった。

 その様子を盗み見た吉備真備は、夢解きの女性に「その夢を取らせ給え」と持ち掛け(脅し?)、その夢を取る事に成功する。やがて、吉備真備は本当に右大臣に出世した。


 吉備真備が生まれたのは西暦695年で、亡くなったのは775年の事ですが、この時代には、夢解きという人がいて(職業があって)、「夢占い」が行われていたのだろうと思います。
 

夢占いと算命学の相違

 算命学は、古代中国で生まれた陰陽説・五行説から発展した思想・哲学で、それを土台として、状況を分析したり、未来を推察したりするのが、「算命学の占い」です。

 算命学は、その前身である陰陽説・五行説の成立時期から数えれば、三千年以上の歴史がありますが、日本に伝わったのは、伝承者が中国共産党から逃れ、日本に亡命した第二次世界大戦後の事です。

 これに対し、夢占い(夢解き、夢告)は、『宇治拾遺物語』や『蜻蛉日記』にも記載がある様に、西暦700年代には、既に日本に存在していた訳で、歴史ある日本の占いと言えます。
 

 しかし、「現代の占い」としては、「夢占い」は、あまり用いられていない様に思います。これは、この記事を書く前に、600人以上の占い師のWebサイトを見て、それぞれどの様な占術を使用しているのかを調べたのですが、「夢占い」を用いる占者は殆どいなかった事を根拠とする私の見解です。
 

次は、占うに当たって、何を用いるか(基準とするか)の違いです。

 算命学は命術であるから、「占い」をするに当たっては、生年月日(誕生日)を使用します。尤も、生年月日と言っても、現代の日本人が日常的に用いる和暦(令和6年8月9日)や西暦(2024年8月9日)によって表したものではなく、干支(甲辰年壬申月乙巳日)を使用します。

 これに対し、夢占いとは、その人物(占いの主体となる人物)が見た夢を基準とします。具体的に、どの様に聞き取り、何を基準に、どんな判定・推察をするのかは、私には知識が無いので分かりません。
 

 これ以外にも、色々と相違点や共通点があるとは思うのですが、夢占いについては、私も学んだ事が無く、情報が少ないので、何とも浅い記事となってしまいました(苦笑)。
 

 人間は寝ないと生きていけないので、必ず寝る訳ですが、多くの場合、寝れば夢を見ます。もしかしたら、その夢を研究すると(勿論、科学的に!)、色々な事が分かるかも知れません。昔の人が、夢を元に占いをしたのは、当然なのだろうと思います。
 

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(さる山隊長)
  

 

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