算命学でコロナを語る

 世界は今、新型コロナウイルス(武漢肺炎)による脅威に直面しています。その影響はとてつもなく大きく、人命に留まらず、経済的にも大打撃を受け、先が見通せない状況にあります。

 残念ながら、さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」もその影響を受け、短期集中講座(算命学ブートキャンプ)は全て休講となっています。
 

 この様な状況なので、占いカウンセリングについては、ビデオチャットを利用したオンライン占い・カウンセリングを始めました。

 また、算命学教室についても、準備が進んでいるので、間もなくオンライン講義が始まる予定です。
 

 さて、前置きが長くなりましたが、ここ最近、Google Search Consoleで解析すると、「コロナ 占い」、「コロナ 算命学」という言葉で検索されて、さる山さる子のHPが見られている様なので、今回は、「算命学でコロナを語る」と銘打って、ブログを書いてみたいと思います。
 

環境を分類する技術

 算命学では、人間の運命は、持って生まれた本質と環境の接点に存在すると考えています。それ故に、算命学には、人間の本質を分類する(本質を明らかにする)思想・技術のみならず、環境(その人間を取り巻く周囲の状況、大きく捉えれば、社会と時代)を分類する思考・技術も多く伝わっています。

 即ち、算命学では、人間の本質を分類し、それを環境分類と併せて考察する事によって、人間の運命の一端を明らかにしようとしているという事です。

 もっと平たく言えば、「こういう性質の人が、そういう環境を与えられたら、ああいう事を考えたり、したりするだろうね」って感じです。
 

 しかし、実際に個人の本質とコロナという環境を考え合わせて答えを出すのは、ブログでは難しい(特定の個人の本質も環境も分からないから)ので、ここでは、「人間社会において起こる現象」から、コロナを考察してみたいと思います。
 

人間社会で起こる現象を分類

 算命学では、人間の社会において起こる現象を五行説に基づき、次の様に分類しています。

  •  季節で言えば、「春」に当たる社会現象(=東方社会)
  •  季節で言えば、「夏」に当たる社会現象(=南方社会)
  •  季節で言えば、「秋」に当たる社会現象(=西方社会)
  •  季節で言えば、「冬」に当たる社会現象(=北方社会)
  •  季節で言えば、「土用」(四季)に当たる社会現象(=中央社会) 
季節と社会


 これらの中で、現在の状況はどれに該当するのかと考えてみると、間違いなく「冬」でしょう。冬に当て嵌められる社会現象は、景気の悪い時期、世の中が非常に暗い時期、人々の暮らしが不安定となる(苦しくなる)時期であり、端的に言えば、不景気、零落、質素、苦境、忍耐の時代となります。(さる山さる子の算命学教室の教科書から抜粋)
 

冬の時代に起きること

 冬は、陰陽五行説で言えば、北方・水性・習得本能・智徳の場所です。という事は、この厳しい環境において、人は何事かを学ぶ事になる(学ぶ必要がある)し、知恵を働かせなければならないという事です。
 

 そして、「水」を制するのは「土」であり、多過ぎる「水」を流す場所は「木」です。これを五徳の法(儒教で言う「五常」だと思って下さい。)を加味して解釈してみると、このコロナ環境を乗り切る為には、知恵(水性)を働かせなければならないけれども、状況が酷くなればなる程、信徳(土性)と仁徳(木性)を発揮する必要が出て来るだろうという答えが出て来ます。
 

 つまり、知性的=冷静(論理的・合理的)に身を処さなければならない(そして、多くを学ばなければならない)けれども、それも過ぎれば弊害が多くなるので、人から信頼される様な行動をする事、人を慈しむ心を忘れてはならないという事です。
 今回のコロナの禍によって、結果的に、今迄のやり方を大きく変える事になり、また、新しい何かが生まれて来る事になるでしょう。
 

 これは、占いではなく、環境を分析した結果なので、誰にでも当て嵌まる身の処し方を示したもの(大まかなものですが)と言えます。そして、この環境分析を土台として、算命学の占い(個人の運命を判定・考察する技術)というのは存在するのです。
 

 なお、ここで出て来た考え方(算命学の基礎理論)は、さる命学教室では、27コマ目の「陽占法理論と読解技術2」(算命学陽占法②ブートキャンプ(読解技術編))で学びます。

(さる山隊長)
 

続編「算命学でコロナ時代の処世術を語る」はこちらをご覧下さい。
 

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