算命学で自粛警察、他県ナンバー狩りを語る

 今回は、算命学でコロナを語るシリーズ第5弾として、自粛警察、他県ナンバー狩りををテーマに語ってみたいと思います。

 新型コロナウイルス感染防止の為、政府から発出された緊急事態宣言ですが、当初は、2020年5月6日迄とされていたところ、状況に鑑み、5月末迄延長される事になりました。
 

 世の中が厳しい状況にある為か、はたまた長引く「自粛」によるストレスの為か、他人に対する寛容さが徐々に低下している様に思いますが、算命学では、この様な流れをも自然の法則と捉えています。

 即ち、「人は苦しくなる(余裕がなくなる)と、他人に対して寛容さが損なわれる、或いは、攻撃性が現れる様になるものだ」という事です。これは、物事をありのままに捉えているだけで、そこに善悪良否はありません。「ただそうなだけ」です。

 そして、その様な流れの中で、どの様に身を処すべきかを考察するのが、算命学というものです。
 

 では、そろそろ今回の本題に入ります。
 

自粛警察・他県ナンバー狩りとは

 自粛警察とは、新型コロナウイルスに感染した人、自粛(休業)要請を受けながら営業している店舗や個人、不要不急の外出をする人と「自分が判断した者」に対して、何ら法的な権限が無いにも拘わらず、あらゆる手段を用いて過度な非難、嫌がらせをする者を言います。
 

 他県ナンバー狩りとは、何ら法的な権限が無いにも拘わらず、自ら住む地域以外のナンバープレートを付けた車、又は、その車を運転する者に対して、嫌がらせをする行為を言い、時に、車に対する破損を伴います。
 

 自粛警察にしろ、他県ナンバー狩りにしろ、度が過ぎれば、これは犯罪そのものなのですが、これらを行っている人からすれば、「この様な情勢の中で、自分勝手な行動をする者は許せない」、「人の命を危険にさらす者は許せない」ので、少し懲らしめてやろう、世の中を正しく導こうとしているのかも知れません。だとすれば、全く以て迷惑な、歪な正義感と言わざるを得ません。

 この様な事が横行すれば、自由が侵され、世の中がどんどん窮屈になってしまいます。このご時世にパチンコに行く等、不要不急の外出する者は、褒められたものではないかも知れませんが、それでも、自粛警察や他県ナンバー狩りを行う者に対しては、軽蔑を禁じ得ません。そもそも、自粛とは、「みずからつつしむ」のであって、強いれば、それは強制・強要に他なりません。その様な権限が、あなた達にはあるのですか?
 

五徳の法の「義」

 さて、算命学には、「五徳の法」(儒教で言うところの「五常」とは少し違う。)という考え方があります。これは、簡単に言えば、人間は、義・智・仁・礼・信をバランス良く発揮していかなければならないという事なのですが、この中の「義」は、正しい事(を実行する行為)を意味しています。先程出て来た「正義感」は、「義」に分類されます。

 時代劇を見ると、「義によって助太刀致す」とか、「義を見てせざるは勇なき也」(これは論語の言葉です。)といったセリフをよく聞きますが、これらの「義」は、正しい事という意味で使われています。
 

 算命学では、次の様に、五徳を東西南北中央の五方向に配しています。「義」は、西方に配されています。
 

 

 又、算命学では、次の様に、人間の本能を五分類して、東西南北中央の五方向に配しています。「義」の場所である西方には、攻撃の本能が配されています。
 


 「義」(正しさ)の場所は、西方であり、攻撃の本能の場所であり、それは、闘争(争い)の場所でもあります。これを解釈すると、正しい事(正義)を貫こうとすると、良くも悪くも、そこに生まれるのは、攻撃・闘争の世界だという事です。

 戦争とは、正義と悪が戦うものではありません。正義は我にありと思っている者同士が戦うのが、戦争というものです。
 

次元を考える

 ところで、算命学には、「次元」という考え方があります。これは、階層・レベル(ロールプレイングゲームをイメージして下さい。)の事ですが、あらゆる世界には、次元というものが存在すると考えているのです。
 

 当然、義(正義)という世界にも、次元(階層、レベル)が存在する訳で(算命学では、これを部分次元と言います。)、低い次元の義(正義)の気を発すると、それは、自粛警察や他県ナンバー狩りになったりして、他人を酷く傷つける事にもなります。

 しかし、高い次元の義(正義)の気を発する事が出来れば、物事を良く改革し、新しい世界を拓く事に繋がるのです。
 

次元を上昇させるには

 算命学では、次元(階層、レベル)を上昇させるには、「酷い目に遭えば良い」と考えています。尤も、ただ酷い目に遭っただけでは駄目で、酷い目に遭って、それに負けず、挫けず、しっかりと向き合って、それを乗り越えてこそ、次元が上昇するのです。

 昔、「我に七難八苦を与えよ」と言った人がいるらしいですが、七難八苦を乗り越える事で、より自分が成長出来ると分かっているからこそ、その様に望んだのでしょう。
 

 現在は、コロナショックの真っ只中であるから、苦しい人、辛い人、酷い目に遭っている人も多いでしょう。また、これから酷い目に遭う人も沢山いるでしょう。

 しかし、困難な状況に負ける事なく、立ち向かい、それを乗り越える(自分に克つ)事が出来れば、必ず、自分の人間性、次元(階層、レベル)が上昇します。
 

 そして、人間性、次元が上昇すれば、困った事が起こらなくなります。尤も、その心は、例え同じ事象が起こったとしても、心安らかにいられる(困った、辛いと認識しない)という事ですが、そうなれば、自粛警察や他県ナンバー狩りの様に、不当に他人を責めたり、攻撃したりする事もありません。

 厳しい折ですが、負けず、挫けず、頑張りましょう。
 

算命学に興味がある方へ

 今回は、算命学本能論、五徳の法、次元思考を用いた考察をしています(占いではありません。)。

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(さる山隊長)
 

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