算命学でコロナによる休業要請・休業指示を語る

 現在、中国武漢から広まったと思われる新型コロナウイルスの感染・拡大防止の為、日本政府より緊急事態宣言が発出され、様々な自粛が呼び掛けられていますが、今回は、休業要請・休業指示をテーマに語ってみたいと思います。
 

座気について

 算命学には、「座」、「座気」という考え方があります。「座」とは、それぞれの立ち位置を指しています。同じ人が、同時に、色々な「座」に身を置いている場合もあります。

 これに対し、「座気」とは、簡単に言えば、その立場に宿る「気」の事を言います。

 例えば、平社員から課長に昇進したとすれば、最初の内はぎこちなくても、その内、課長らしくなっていく訳ですが、それは、課長という「座」に宿る「気」(座気)が、本人の中に入り込み、その霊魂が変化・成長していき、やがては、心を通じて、行動にもそれが現れる様になったという事です。
 

 また、算命学では、次の様に、社会的な立ち位置=「座」を五行説に順って分類しています。
 

 

座気に倣って分類する

 まず、営業の自粛や休業を要請・指示しているのは都道府県知事なので、都道府県を中心に置くと、次の様に配される事になります。なお、ここでは、指示する方を上位、指示をされる方を下位と考えています。
 


 一方、営業の自粛や休業を要請・指示されている事業者を中心に置くと、次の様に配される事になります。
 

 
 この様に、どの様な「座」(立場)を中心に配するか、物事を考察するかによって、正しい(ここでは、生き残る為に必要な手段)とされる事は異なるのです。
 

相生相剋論で考える

都道府県目線で見た場合

座気3
陰陽五行説

 都道府県を中央に配した場合、事業者は南方であり、南方は、火生土と都道府県を生じる(助ける、支える)のが自然の法則です。

 しかし、中央が過度に南方を剋し、南方が切り捨てられたとすれば、自分を生じるもの(南方)の力が削がれる(自然の法則に反する)訳だから、当然、中央(都道府県)自身が揺らぐ事になります。
 

 具体的には、都道府県の要請・指示を事業者が聞かなくなったり、逆らう様になるという事です。革命や騒乱は、民衆が時の権力者の指示に従っていては生きていけない(食べていけない=経済が成り立たない)と思った時に起こります。そして、その際は「勝てば官軍、負ければ賊軍」という事態になるのです。

 この様な事から、算命学では、時の権力者(中央に位置する者。ここでは都道府県)は、南方(民衆。ここでは事業者)を過度に痛めつけてはならないと戒めているのですが、しかし、これは平時の話であって、有事にあっては、中央は南方を切り捨てても、自分の運命は揺らがないと考えています。つまり、有事にあっては、南方は、状況次第で切り捨てられる運命にあるという事です。
 

* この理論は、さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」の第37コマ目『陽占雑考1』(算命学陽占法④ブートキャンプ(次元上昇編))において、分身律を学ぶ際に学びます。あまりにも長くなるので、ここでは語りません。


 なので、十分な補償をする事なく、事業者に犠牲を強いても、都道府県、延いては、国家が滅ぶ事はない(但し、国力は弱くなる)でしょう。これもまた、算命学で考える自然の法則というものです。
 しかし、一方で、「そんな中で、どの様に身を処すべきか」を考えるのも算命学です。
 

事業者目線で見た場合

座気4
陰陽五行説

 次に、事業者を中央に配した場合を考えてみると、都道府県は北方であり、北方は、土剋水と事業者から剋される(制される)のが自然の法則です。

 これは、事業者の立場からすれば、都道府県に対して、具体的にどの様な支援が欲しいという様に、積極的に要望を伝える等によって、都道府県、延いては国を動かし、以て自らの身を守らなければならないという事です。

 なお、事業者にしろ、個人にしろ、具体的に、どの様に身を処すべきかは、それぞれに置かれている環境によって異なるので、ここで詳細に語る事は出来ませんが、その大枠については、既に語っているので、まだご覧になっていない方は、そちらをご参照下さい。
 

算命学でコロナを語る
https://sarumeigaku.com/sarukoblog/archives/10462

算命学でコロナ時代の処世術を語る
https://sarumeigaku.com/sarukoblog/archives/10489

コロナが怖くても、働かなければならない人もいる
https://sarumeigaku.com/sarukoblog/archives/10564

 

基礎理論の大切さ

 さて、算命学を学ばれた方で、ここに記載した考え方について、知らない、或いは、習った事がないというのであれば、それは、十分に算命学の基礎理論を習得していないという事です。

 株式会社さる山さる子では、基礎理論を重視した算命学教室を開講しています。算命学を正しく学びたい方、基礎理論をしっかり学びたい方、陰陽説五行説にご興味がおありの方は、こちらをご覧下さい。他の学校・教室で学ばれている方(ダブルスクール)も大歓迎です。
 

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