残念ながら、算命学をちゃんと学んでいないのに、占い師として活躍している「なんちゃって占い師」や、算命学を教えている「なんちゃって講師」が結構います。
その人達は、少し本を読んだだけの人もいるのですが、中には、それなりの学校・お教室を卒業して、(その学校・お教室が発行する)免状を持っている人もいます。
つまり、それなりに時間を掛けて勉強した人の中にも、鈍(なまくら)な占い師・算命学講師がいるという事です。
では、何故それなりのお教室で学んでも、鈍(なまくら)な占い師・算命学講師になってしまうのかと言えば、勉強不足(ただ教えられた事を暗記するのみで、自分で考察する等、探求する事を怠っている)もあるのですが、そもそも、殆どの学校・教室では、算命学の基礎理論をちゃんと教えていないからです。
基礎を身に着けていなければ、土台(立ち戻る場所)がないのだから、自学研鑽も出来ません。
なぜ、基礎理論を教える学校がほとんどないのか
ここで言う算命学の基礎理論とは、即ち、陰陽説・五行説・暦術思考なのですが、それらをきちんと教える学校・教室が殆どないのは、
①算命学を教えている講師がそもそも基礎理論を知らない(学んだ事がない)から、そして、
②ビジネス的に合わない(顧客、つまり、学ぼうとする人=月謝を払ってくれる人のニーズに合わない)から
であろうと、さる山さる子では考えています。
何故この様に考えたのかというと、さる山さる子の算命学短期集中講座(算命学ブートキャンプ)に参加している「算命学教室の先生」、「算命学のプロ占い師」が、口を揃えてこの様な事を言うからです。
さて、前置きが長くなりましたが、今回の記事では、優秀な算命学の占い師、算命学の講師(先生)をどの様に見分けたら良いかについて、語ってみたいと思います。
根拠を聞いてみよう
算命学の占い師や算命学を教える先生(講師)が、基礎理論を十分に理解出来ているかを確認する(=信頼に足るか判断する)のに最も簡単な方法は、「根拠を聞いてみる」事です。
例えば、十大主星で言えば、龍高星には、「外国」とか、「創造」という様な意味があるのですが、「どの様な根拠・脈絡でその様な意味があると言っているのか?」を聞いてみればよいという事です。
また、例えば、「天冲殺の時期には新しい事を始めない方がよい」と言われた(教わった)なら、「どの様な根拠・脈絡でその様な事を言っているのか?」を聞いてみればよいという事です。
基礎理論をちゃんと学んでいれば、これらの質問には容易に答える事が出来るのですが、もし、「算命学では、~と言われている」とか、「その様に習った」という様な答え(論理的な脈絡のない答え)が返ってくる様であれば、或いは、解答せずに誤魔化したり、怒り出したりすれば、残念ながら、その占い師・講師(先生)は鈍(なまくら)だと判断していいでしょう。
更に、算命学の講師(先生)に対しては、ちょっと高度な質問をしてみましょう。「六十干支は、十干と十二支を組み合わせて作られているのに、なんで60しかないんですか?」と聞いてみて下さい。「それはね、~~~~だからだよ。」と答えられなければ、残念ながら、鈍(なまくら)判定になります。
この質問の趣旨(何を聞かれているか)が分からない算命学の講師(先生)は・・・
勉強中の方、講師を目指している方は、鈍(なまくら)占い師・講師にならない為に、基礎からしっかり勉強しましょう。
(さる山隊長)