最近、ようやくコロナによる緊急事態宣言が解除され、街には人が戻ってきました。
ステイホーム要請期間中は、お客様もほとんどなく、算命学のお教室も全部中止にしたため、一見暇になるかと思ったのも束の間、私たちは実は、もんっのすごく、忙しい毎日を過ごしていました。
こういう状況になり、お教室ができなくなったので、生徒さんからオンライン講座を始めてもらえないかというリクエストがあったのです。
それまでも、遠方の方から、オンライン講義はないかという問合せをいただいていたのですが、やはり、直接受けていただきたいという思いがあったし、ずっと忙しかったので、全く考えていませんでした。
しかし、状況がこうなったわけで、この機会に、お教室をオンラインに対応しておくことは、いろいろな意味で良いのではないかという判断を下しました。
まずはアンケートから
まずは、日程的に近い講座を希望しておられる生徒さん達にアンケートをとる所からはじめました。
すると、かなりの割合の方が、できるなら直接受けたいけど、場合によってはオンラインでもいい、選択肢があるのはありがたいという反応だったのでした。
生徒さんの中には、毎回、関西や東北から来て下さる方もおられるので、時にはオンラインで受けられると、時間的にも経済的にも助かるかも知れません。
手探りのスタート
さて、お教室をオンラインに対応することは決めましたが、何から始めたら良いのだろう・・・
パッと思いつくもので、まずはウエブカメラとヘッドセットが必要そうですが、それは、オンライン占いを始めたときに買っていたものが使えます。
このウエブカメラを買った時は、4月上旬だったと思いますが、その時点ですでに品物がなく(テレワーク需要により)、通販サイトでは全て売り切れだったので、何件も電器屋さんを回って、ようやく3台を手に入れていたのでした。
しかし、ウェブカメラだけでは不十分です。
さる山の講義は、パワポ(パワーポインター)をプロジェクターで投影して授業を進めていますが、ウェブカメラの解像度では、ちゃんと読める映像をリアルタイムに配信できないのです。
文字の配信
ビデオキャプチャー?
そこで、DVD製作用に購入した最新のビデオカメラを使う事を考えました。しかし、ビデオカメラで撮った映像をリアルタイムでPCに取り込む事ができず、どうしたらそれができるだろうかと色々調べていくと、2万円くらいするビデオキャプチャーカードなるものが必要だということがわかりました。
さて、ビデオキャプチャーカードって、なんぞや?(そこから)です。
最初は、PCの中にセットする、基板のようなものかと思っていたのですが、電器屋さんで聞くうちに、小さな器機のようで、HDMI端子のあるビデオやカメラであれば、HDMIケーブルとUSBを通してPCと接続し、カメラで映したものを、PC画面に映すことができる(つまり、ビデオカメラをウエブカメラとして使える)ということのようでした。
ピントが合わない!
ビデオキャプチャを使って、新しく買った最新のビデオカメラでスクリーンを映してみたところ・・・なーんか文字にピントが合いません。
周囲にピントが合ってしまい、最も大事な文字がぼやけるのです。
「これ、一日中見てると、疲れてしまうよ」と、隊長。
全く使えない程ではないけど、これじゃイマイチだ、どうしよう・・・ と思って調べるうち、一眼レフカメラならピントを合わせやすいので、真剣にやっているユーチューバーは、ウエブカメラとして一眼レフを使っているらしいという情報を得ました。
次は、一眼レフを含む「シャッターを押すタイプのカメラ」についての調査です。
これについては、電器屋さんでも、「シャッターを押すタイプのカメラ」をウエブカメラとして使うノウハウを持っている人がいなくて、なかなか情報が得られません。
YouTubeには、一眼レフカメラをウエブカメラとして使うための情報はありましたが、その人たちが紹介している機種は値段が高いので、なんとか安い(一眼レフ以外の)機種、あるいは中古で手に入らないかと情報を集めていたのです。
普通のデジカメは使えないだろうかと試してみたかったのですが、なんとさる山のメンバーは誰もデジカメを持っていません。そこで、24倍ズームのデジカメ(一眼レフではない)を持っている友人に一時的に実機を借りて、テストさせてもらいました。
すると、とてもキレイに映ったので、一眼レフにこだわる必要はない、安くてもいけると思い、友人に借りたのとは別のHDMIの出力ができる中古のデジカメを購入し、別にACアダプタも購入しました。
さる山の講義は、8時間くらい続くので、電池では対応できず、AC電源からの電力供給がマストです。
これで大丈夫と、ホッとしていたら・・・
これで一安心、と思っていたら、なんと、購入したデジカメは使えなかったのです!
そのカメラは、HDMIのリアルタイム出力ができない機種だったのです。
HDMIの出力にも種類があるなんて、思いもしませんでした。
(購入したカメラは、中古ながら性能のよいものなので、HPやブログに載せる写真を撮るために使いたいと思います。)
次に、友人に借りた機種そのもの(動作確認済み!)を買おうと考えたのですが、さすがに懲りて、AC電源で充電しつつ使えるかをメーカーに問い合わせました。
すると、「そんな使い方、想定したこともないのでわからない」という返事。
しかし、実機テストをして調べてくれました。ありがたいです。
でも、残念ながら、回答は「ACにつなげたらカメラが充電モードに切り替わって、撮れなくなる」とのことでした。
ダメじゃん!
ACが使えるからって言っても、必ずしも撮りながらの電力供給ができるってわけじゃないんじゃん!
二転三転
もう、ユーチューバーが紹介していた高い一眼レフを買うしかないのかと思っていたところ、さる山には、この3月まで使っていた古いCAN○N製のビデオカメラがあることを思い出しました。
ダメ元でピントがちゃんと合うか、実験してみたところ、なんと、文字にキレイにピントが合ったのでした。
なに、このオチ。
新しいビデオカメラではまったくピントが合わず、10年以上前の古いビデオカメラではちゃんとピントが合って文字もしっかり読めるなんて・・・。
ようやく整った、オンライン講座用の機材
そんなこんなで、オンライン講座は、ビデオカメラ2台、ウエブカメラ2台、ノートPC2台、デスクトップPC1台の体勢でやっています。
デスクトップについては、画像がカクカクしないように、高スペックの最新のものを新しく買いました。
いやー、ものすごく大変だったわ。数十万かかったわ。
胃が痛くなったわ。
「オンラインでやればいいじゃん」と言うのは簡単ですが、実際に設備を整えるには、超弱小企業のさる山でも、相当な費用と時間と手間が必要なのです。
ましてや、大手企業のこういったことへの対応を想像すると、私もしんどくなるくらいです。
でも、苦労したおかげで、オンライン講座も直接受けるのとほとんど変わらないくらい快適だったと生徒さんに言っていただけて、ホッとしています。
そんな、さる山さる子の「オンライン算命学講座」、算命学を学びたい方は、ぜひ! お勧めします。
https://sarumeigaku.com/kouza/online/
(そらまめ)