今回は「算命学と霊感」というテーマで、語ってみたいと思います。
まずは定義から
まず、算命学とは何かですが、これについては、「算命学と宗教」について語った記事において、詳細な解説をしているので、そちらをご参照頂ければと思います。
次に、霊感とは何かですが、ここでは、人知を超えた感性、神懸かり的な感受性、論理的ではない物事の捉え方、五感(視、味、感、嗅、聴)とは異なる物事の知覚(第六感)、論理ではなく物事の本質を掴む事、と定義(byさる山隊長)しておきましょう。
知性と理性で物事を捉えるのが算命学
さて、算命学は、自然(当然、人の営みも含まれる。)を観察する事によって、その背景に働く法則(真理)を捉え、それを活用する事によって、自分の運命を望む様に作り変えていこう(これが算命学の運命改良法です。)としている訳ですが、自然の法則(真理)を捉えるに当たっては、徹頭徹尾、知性と理性を活用する(五行で言えば、北方水性を活用する)事になります。即ち、霊感(第六感・感性)に頼る事がないという事です。
しかし、算命学では、霊感について、その存在を否定していないし、無意味とか、非効率とか、マイナスなイメージを持ってもいません。即ち、自然の法則(真理)を捉える方法論、道筋が異なるだけで、当然、霊感を活用する(五行で言えば、南方火性を活用する)事によっても、自然の法則(真理)を捉える事は出来ると考えています。
これは、例えば富士山を静岡県側から登るか、それとも、山梨県側から登るのかと同じ事で、目的地(頂上)迄辿るルートは異なるけれども、行き着いてしまえば、結局は同じ場所に辿り着くという事です。
しかし、敢えて霊感を排し、どこまでも知性と理性によってのみ道を求めていこうとするのが算命学です。これは、今日の算命学の実質的な創始者とも言える高尾義政先生も、原典算命学大系において明確に述べておられますし、又、私も算命学の構造・理論を見るに、全くそのとおりだと思っています。
この様に、算命学は、あくまでも知性と理性を働かせて物事の本質、自然の法則を捉えていこうとする思想・学問であって、霊感を使う事はなく、又、必要としません。即ち、霊感を用いて物事を推察したり、運命を考察したりするのは、算命学ではないという事です。故に、「算命学には、霊感商法などあり得ない。」という事が言えるのです。
この記事を書いている理由
さて、今回この様なテーマで記事を書いているのは、安倍元首相が暗殺された事件の背景に、宗教・占い・霊感商法があるという報道が多くされているからで、「算命学は宗教ではない。」という事については以前書きましたが、日本一の算命学教室を自認するさる命学教室の講師としては、漏れていた「霊感」・「霊感商法」についても語っておく必要があると思ったからです。
算命学は、古代中国で生まれた陰陽説・五行説に基づく思想、そして「占い」であるけれども、決して宗教ではなく、霊感(商法)を用いる事もありません。算命学に興味を持たれた方は、安心して、算命学を学んで頂きたいと思います。
知性と理性で算命学を捉えたい方には、ぜひさる命学教室で学んで欲しい
尚、さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」は、初学者からプロの占者、講師に至る迄、算命学を真剣に学びたい、最高峰の講義を受けたいという方はどなたでも、たとえ他の学教や教室に通っている方でも、歓迎しています。
又、オンライン算命学講座では、アメリカ、オーストラリア、タイ、エルサルバドル等、海外からの受講生も学んでおられますが、この様に、さる命学教室は、インターネットさえ繋がれば、世界中のどこからでも受講する事が出来ます。
しかし、感情に囚われ、論理的な思考が出来ない方には、さる命学教室は向かないかも知れません。又、霊感を使って何かをしようとする方には、算命学は絶望的に向かないので、別の道を模索した方が良いのではないかと思います。
(さる山隊長)