算命学教室『分からないところだけ教えて欲しい』が無理な理由

 ここのところ、さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」に関する受講の申込み、お問い合わせを頂く機会が増えている。ありがたい事だ。

 さて、その中で、「分からないところだけ教えて貰えないか?」と聞かれる事があるが、これについては、全て断っている。

 と言っても、何も意地悪をしている訳ではない。
 

 では、何故「分からないところだけ教えて欲しい。」という要望に応えられないのか?

 今回はこれをテーマに語ってみようと思う。
 

説・論・法

 まず、算命学は、説・論・法の三部構成となっている。

 尚、これを初めて聞いたという人は、自分は基礎理論を全く教えられていない=理解していないのだと考えていい。たとえ何年学んでいたとしてもだ。
 

 通常、ある問いに対して回答をする(=占う)に当たっては、明確な名称が付されているものかどうかに関わらず、「占技」というものを使用して答えを出していく事になる。

 この占技というのは、「法」の部分であり、「法」とは、「論」を立証する為の技術的な思考である。

 「論」とは、算命学が「宇宙の真理」と看做す「説」の思想に則った上で、ある部分に光を当て、深化した思考である。
 

説・論・法

 算命学では、「法」(占技)によって、「論」が宇宙の真理(「説」)に適うものだと立証し得たと考えているが、という事は、宇宙の真理を立証する「法」も又、宇宙の真理の一部である訳だから、その部分を独立して使用して、人間の運命を考察する事が出来るはずである。

 この様な事から、算命学は「占技」というものを使用して、人間の運命の一端を捉える事が出来るのだと考えている。
 

 この様な理解があると、占技というものは、証明すべき「論」が何を語っているのか、延いては、大本となる「説」(算命学でいうところの宇宙の真理)とは何かを知らなければ、正しく用いる事が出来ないという事が分かる。
 

 前に述べた様に、占技は、技術的な思考であるから、それを独立して使う事で、それなりの答えを出す事は出来る。しかし、基礎理論(ここでは、「説」・「論」を指す。)を理解していなければ、その答えはどの様な考え方に依拠して出て来たのか(根拠)、何を意味しているのか(真意)、その答えをどの様に捉えるべきなのか(受け止め方)、どの様にそれを用いれば自分の運命を望む様に改良していく事が出来るのか(使用法)を読み解く事は出来ない。

 即ち、算命学の基礎理論を知らなければ、それなりの答えを出す事が出来ても、それを解釈(咀嚼)する事が出来ないという事だ。
 

 裏返せば、占技だけ学んでも、算命学を理解する事は出来ないという事であり、又、算命学を修得する為には、必ず、「説」―「論」―「法」の順番で学んでいかなければならないという事でもある。

 そして、「説」・「論」を教授するに当たっては、一問一答形式では不可能だ。

 そもそも、その様な思想・思考があると知らなければ、それに纏わる疑問が湧いてくる事もない訳だから、実際のところ、ある程度の基礎知識がなければ、質問をする事さえ出来ないのだ。
 

 ここ迄の話が、「分からないところだけ教えて欲しいが無理な理由」の一つで、もう一つは、次の様な事情による。
 

講義内でよく受ける質問

ハイブリッド教室


『これは何でですか?』
『どうして、その様に考えるんですか?』

 

 これらは、さる命学教室において、非常によく聞かれる質問のパターンである。

 その回答が、既に質問者の学んだ範疇にあれば、「これはね、・・・・という事だよ。」と簡単に答えるが、しかし、まだ学習していない範囲の事を聞かれると、「それは○コマ目で学びますから、解説はその時に。」という回答になる。

 どうしてその様な回答になるのかと言えば、算命学の占技というものは、ある部分のみを判定する技術(これを部分占技という。)が幾つか集まって構成されている為、その質問に回答する為には、まずその前提となる説・論・法を全部踏まえなければ(解説しなければ)ならないからだ。
 

 即ち、質問への回答を理解する為に必要な前提知識(それも、膨大な)をまず解説しなければならず、それをするには、相当な時間と手間が掛かり、あまりにも非効率なのだ。それならば、順を追って学んで貰った方がずっと効率が良いし、教育効果も高い。
 

 以上の様な理由から、さる命学教室では、「分からないところだけ教えて欲しい」については、お断りしている。端的に言えば、非効率・非効果的な事に労力・時間を割く訳にはいかないという事だ。
 

カリキュラムには絶大なる自信があります

 手前味噌であるが、さる命学教室のカリキュラムは、基礎理論が非常に充実していると自負している。おそらく、この記事を書いている2020年12月の段階で、さる命学教室以上に基礎理論を重視し、且つ、具体的な教育プログラムを所有している学校はないと思っている(「日本一の算命学教室」を自認している。)。
 

 この記事を読んで、さる命学教室に興味を持たれた方は、是非、下のリンクのページをご覧頂きたい。さる命学教室のカリキュラムが、如何に効率・効果を重視しているかが分かるはずだ。

 → さる命学教室のカリキュラム詳細

 そして、他の学校・教室の講義と比較して頂きたい。
 

 更に、可能であれば、一度でいいから、さる命学教室の講義を試して頂きたい。
 昔から、「百聞は一見に如かず。」というではないか。

(さる山隊長)

 

応援クリックよろしくお願いします

 にほんブログ村 にほんブログ村へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前

ウェブサイトURL