今回は、「算命学を独学する事は出来るか」というテーマについて語りたいと思います。多少、自社の広告宣伝も含まれますが、そこはお許し頂きたいと思います。
さて、ありがたい事に、コロナ禍にあっても、さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」の受講者が増えています。現在は、算命学ブートキャンプ(講師は私、さる山隊長)のみならず、より「心」に重きを置いた「空組」(講師はそらまめ)、難しい理論は控えめにして、算命学の概要を楽しく学ぶ事が出来る「花組」(講師は佐藤)も立ち上がっていて、算命学を学びたいと思う方の様々なニーズに応えられる様になっているのではないかと思います。
さる命学教室は、ダブルスクールOKで、広く門戸を開放しているので、算命学のお教室を経営している先生や、プロの占い師さん、更には、気学・易・四柱推命等の別の占いをしている人、陰陽五行を学ぶ鍼灸師の先生、ノリと自信過剰で自らの流派を立ち上げたものの勉強不足・実力不足で伸び悩んでいる人等、色々な方が学びに来られます。
勿論、どんな方でも、うちの教室でちゃんと(継続して)学べば、相当な実力が付きますので、心配はいりません。さる命学教室は、どんな背景を持つ方でも、「学びたい」という意志のある方は歓迎します。しかし、「私」の人格には期待しないで下さい。そして、無理な人は、又、後になってネットで悪口を書く様な人は、近寄らないのがお互いの為です。
独学をしている人が増えている
前置きはこれくらいにして、ここからが本題ですが、最近は、「ネットや市販の本を読んで算命学を独学している」けれども限界を感じているから受講したい、という方の割合が多くなってきました。
そんな方達によく「算命学は独学出来ますか?」「独学は無理ですよね?」と聞かれるのですが、私はいつも「出来ますよ。」と答えています。というのも、日本一の算命学教室を自認しているさる命学教室のメインの講師(=私=さる山隊長)は、何を隠そう、独学で算命学を学んだ(お教室に通った事は一度もない)からです。
しかし、独学といっても、正しく独学をしなければ、算命学を習得する事は出来ません。では、どの様に独学するのか、これについては、さる命学教室の初級課程の後半から中級課程において詳しく語っています。
なので、ここではその概略(ヒント?)のみ語る訳ですが、まず、町の本屋さんで数千円で購入出来る算命学の本をいくら読んでも、算命学は修得出来ません。これは、ネットの記事や動画についても同様です。
今ご覧頂いている「さる山さる子の算命学」(sarumeigaku.com)のサイトは、算命学関連の情報を多く発信していますが、Google Search Console等のデータを見ると、「算命学 独学」という「検索キーワード」で訪れる方が、毎日複数人おられる事が分かります。しかし、このサイトを隅から隅まで読んでも、算命学を独学する事は出来ません。このサイトは、独学者に向けたものではないのだから、当然ですけどね。
あやふやな情報を信じないで
最近の算命学関連のネット記事を見ると、どこの誰かも分からない人が、拙い知識で、誤った情報を広めている例が多くあります。そういう人達は、無料で情報を提供しているから、又、自分が誰なのか、その正体も明かしていない訳だから、どんなに嘘を拡散しても、責任を問われる事はありません。
中には、サラリーマンをしていて、副業として、「ノート」等で記事を書き、小銭を稼ぎつつ、定年後の準備をしている人もいるでしょうが、やはり、自分の顔も名も、経歴やどういう人物なのか(算命学の知識をどの程度持っているのか、どれくらいの実績があるのか)も分かりません。
初学者が、どういう人物かも分からない、そして、何の責任も負っていない人間が発信する情報を鵜呑みにするのは、又、それを使って自分がお金を稼ごうとするのは、更に、そんな情報を基に自分や身近な人の運命を考察するのは、大変なリスクである事は、言うまでもありません。
これは、算命学のソフト(計算式)についても同様です。初学者が、どこの誰かも分からない人が作ったソフトを使うのは、とても危険です。なぜならば、初学者は真偽・正誤を判定出来ないからです。
情報を発信する理由
勿論、算命学のお教室を経営している(=ここでは、本当に専門知識を持っていると仮置きしておく。)方が、自らの名前を出して発信しているYouTubeの動画やブログの記事は、正確な情報を発信している事が多いと思います。
しかし、そういう人は、広告・宣伝の為に発信しているのであって(例えば、映画の予告編の様なもの)、本当に必要な、重要な知識(=お金に換わる情報)を無料で教える事はありません。そんなの、当たり前ですよね。
書籍にしても、そもそも、算命学を初め「占い」の学習本は、そんなに沢山売れるものではありません。又、著者に入って来る印税は、どんなに高くても本の定価のせいぜい10%が関の山で、昨今はどんどん低く抑えられる様になっています。
となれば、著者にとって、数千円の書籍を出すメリットは、自らのお教室や教育プログラムの広告・宣伝としての意味合いしか持たないということです。「さる山」のメンバーは、商業出版で本を出版した経験がある(『父さんの会社が倒産した』)ので、又、自分で出版社を立ち上げようとしているので、ここら辺の事情はよく分かります。
独学をしたい方へのアドバイス
という事で、算命学を独学したいと思う方は、「どの様に独学をするか」に十分留意して下さい。どんなものを読むのか、どんな人の話を聞くのかはとても大事です。因みに、さる山さる子にある算命学関連の書籍の総額は、100万円を下らず、又、年々増えています。
よく「教育にはお金が掛かる」と言われますが、身に付けた知識、それも、お金に換わる情報をそう簡単に人に教えるはずはありません。又、お金を掛けずに学ぼうとすると、仮にそれが可能であったとしても、その為にもっと大事なものを差し出さなければならなくなり、非効率だと思います。それは何か、言わなくてもお分かりですよね。
最後に
最後に、論語の言葉を紹介してこの記事を閉じたいと思います。これは、「学ぶ」という事について、常に私が意識している事であり、常々、受講生の皆さんに語っている事です。勿論、「独学」にも通じると思います。
子曰、学而不思則罔、思而不学則殆。
子曰く、学びて思わざれば即ち罔(くら)し、思いて学ばざれば即ち殆(あやう)し。
学んでも、それを自分の頭で考え、更には、実行して経験を積み、腑に落とさなければ、真の理解とはならない。自分の頭でいくら考えても、ちゃんと先人の教えを学ばなければ、独善的になって危険である。(「私」の意訳)
(さる山隊長)
講座のお知らせ
算命学基礎理論ブートキャンプは、
5月5,6日(GW日・月)
6月29,30日(土・日)
算命学とセルフカウンセリングを組み合わせた『空組』は、
6月7日(金)18:30にスタート(現地枠は終了しました)