算命学には、その人の持つ性質や思考を現す、十大主星というものがあります。
ざっくりとした説明のみになりますが、人はいずれかの要素を、バランス良く持つ人と、偏りを持つ人と、様々な組み合わせで表されます。
貫索星(かんさくせい) 個人で守る守備エネルギー。
石門星(せきもんせい) 集団での守備エネルギー。
鳳閣星(ほうかくせい) 大勢に向けての伝達エネルギー。
調舒星(ちょうじょせい) 個人的な伝達エネルギー。
禄存星(ろくぞんせい) 大勢に向けた引力エネルギー。
司禄星(しろくせい) 個人的範囲の引力エネルギー。
車騎星(しゃきせい) 個人による攻撃エネルギー。
牽牛星(けんぎゅうせい) 体制側による知的攻撃エネルギー。
龍高星(りゅうこうせい) 体験や冒険による知識エネルギー。
玉堂星(ぎょくどうせい) 書物や師による知識エネルギー。
この中の『車騎星』という星なのですが、『個人による攻撃エネルギー』とありますが、これは行動力がある、という意味でもあります。
さとう 「何か目的に向けての攻撃力や行動力を持っています。」
さとう 「これから、戦いの星が巡ります。」
など、お客様にお伝えすることが、度々あるのですが、このとき、お客様の反応を見ていて、「あれ?」ということに、気づかされることがありました。
それは、『攻撃』とか、『戦い』と言う言葉に対し、関連するイメージが、『悪いこと』と、思っているようなのです。
多くの人は、争いを避けようとするでしょうが、攻撃や争いを避けられないときもあります。
そのために、算命学にも『戦いの星』が、あるのです。
何かを守るために戦う、愛する人達のために戦う、と言ったように、今までも沢山の人達が、このようなことで戦って来たと思うのです。
それを、綺麗ごとのように、人を傷つけてしまうから戦わない、などと言っていると、守るべきものも守れなくなってしまいます。
なんてことを言っている私も、以前においては、人と争うことを避けていました。
しかし、そんなことを言っちゃいられない事態に陥ったとき、腹に力を入れて、何がなんでも勝ってやる、勝つまで戦う、というエネルギーを自分に注入したことがります。
それをしなかったら、一家共倒れになる恐れがあったからです。
この戦うことの大切さを、教えてくれたのは、隊長とそらちゃんでした。
とにかく、「やれ。」の一言です。
争いなのですから、こちら側が勝つ、ということは、相手にとったら負ける、ということであり、恨まれる状況になります。
そこで、「恨まれたらイヤだから、争うのは止めて穏便にすませよう。」なんてことを、もししていたら、私たち一家はどん底だったでしょう。
『攻撃性』は、人の持つ本能の中の一部です。
それを使うべき時に、使わなかったら、自分がやられるだけです。
『戦い』や『攻撃』に、もし悪いイメージを、持っている人がいたら、頭の中で書き換えて欲しいと思います。
戦いにも、良い悪いは無く、必要なときには、戦わなくてはならない、と。
(さとう)