困難にぶつかる
算命学では、人は困難にぶつかると成長すると言っています。
なので、人間的に成長したいと思う人はどうすれば良いかというと、「ひどい目にあえば良い」のです。
そして、確かに、大きな困難の後はジャンプアップ(坂道を昇るような上昇ではなく、1階から2階へ上がるような上昇)をするのです。
大きくジャンプする前にはしゃがみ込みますが、その、しゃがみ込んだ状態が、困難というわけです。
ジャンプアップする
私は、過去に、自分が大変な目にあったときは、いつも「これによって、どういうところが成長するんだろう?」と、ワクワクと待つようにしていました。
最初は意識的にそうしていましたが、困難の後にジャンプアップが必ずくることが分かってからは、自然にそう思えるようになりました。
なので、苦労や困難は、その最中にいる間は大変ではあるものの、精神的にはそれほど苦痛ではなかったと思います。
そしてその困難には、自ら飛び込むことも出来ますが、時期が来たら自然に与えられます。
与えられるものはジャンプアップに必要なもので、その人はがんばればそこに行けるからこそ与えられるわけで、要するに、向こうから来た困難は、ちゃんと向き合えば超えられるものばかりなのです。
せっかくのジャンプアップのチャンスなのに、そこで目を逸らしたり、逃げたりすると、何も変わりません。
しかし、ジャンプアップチャンスはそれを果たすまで与えられるので、同じような状況が、何度も巡ってくるのです。
覚悟を決めて向き合って、次に進めば、同じようなことは起きなくなります。
葛藤のある人とない人
主人公が同じ体験を繰り返すという物語がよくありますが、実はあれ、普通に起きているんですよね。
(ドラマチックじゃないだけで)
こういう記事を突然書いたのは、算命学教室のテキストの挿絵を描いていたからです。
人には、葛藤を抱きやすい人と、葛藤のあまりない人がいます。
葛藤が多いか少ないかで言えば、葛藤が少ない方がいいと思いがちですが、しかし人間的に成長できるのは、実は葛藤の多い人なのです。
葛藤が多ければ不快なので、なんとか不快を遠ざけようと努力や試行錯誤がそこに発生する事になり、それが成長を促します。
なので、葛藤を抱えがちな人の方が、年齢を重ねたときに、人間力が身についていたりするわけです。
葛藤が多い人
葛藤が少ない人
しかし、葛藤が多ければ、誰でも成長するかと言えば、そういうわけではなく、目を逸らしたり逃げたりすると、成長はありません。
老人になってもイライラ・モヤモヤしがちな人は、このタイプだと思います。
葛藤が多いのに、
逃げたり目を逸らす人
困難が巡ってきたときや、葛藤を感じたときは、ジャンプアップのチャンスです。
これからも困難が巡ってきたときは、さらに成長した自分が見られるんだとワクワクしつつ、目を逸らさず、逃げずに向き合って行こうと思っています。
(そらまめ)