占いと算命学

 今回は、占いと算命学というテーマで語ってみたいと思います。

 前回は、算命学と占い(並びが逆になっている。)という事で、算命学の本体である「思想」・「哲学」と、その技術論として発展した「占い」の関係について解説した訳ですが、今回は、「占い」というもの(全般)の中で、算命学を考察してみたいと思います。
 

人を引き付ける占い

 さて、人は古来より占いをしてきました。現在においても、テレビやラジオ、YouTubeやTwitter等のSNS、雑誌等において、占いが語られ、或いは、掲載され、それを見ない日はない程です。

 という事は、占いには「人を引き付ける何か」(魅力)があるのだと思います。古代から現代迄、その時代にどの様な占いが流行ったのか、どの様な時代に占いは求められるのか、人は何故占いを求めるのか、人は占いによって何を得るのか、占いの利点欠点、占いの変遷・・・等々、色々なテーマが思い浮かびますが、これらを研究して論文を書いたら博士号だって貰えるのではないかと思います。
 

占いの三類型

 この様に、占いは多くの人に望まれている訳ですが、ここで、占いの大まかな分類について、簡単に解説しておきましょう。既にご存じの方もおられると思いますが、占いの三類型と呼ばれる分類があります。即ち、卜術・命術・相術です。

卜術

易

 卜術とは、偶然の中に必然を見出すとでも言うべき占いです。易やタロット、おみくじ等がこれに当たります。卜術の特徴は、連続して複数回それを行った場合、答えが毎回異なるという点です。しかし、「その一回」に出た答えこそが、自分に必要な事であり、それは言わば神の意思の様なものだと受け取るのです。なので、真剣に卜術をする人は、その一回の前に、滝に打たれたり、断食をしたり、何かを唱えたりと、様々な方法で身を清めたり、集中力を高めたりします。

命術

命式

 命術とは、運命学とも言い、人間には運命というものがあるという事を前提に、その出発点である生年月日を使用し、様々な技術を駆使して、色々な事を知ろうとする占いです。算命学や四柱推命、西洋占星術がこれに当たります。命術の特徴は、生年月日が基準になるという事ですが、すると、生年月日は決して変わる事がないので、いつ占っても答えが変わる事がないという誤解をされる事があります(鈍占い師程、そう思っている傾向がある。)。しかし、少なくとも算命学においては、その様な事はありません。尤も、それについて語ると大変な文字数になるので、ここでは止めておきます。

相術

 相術とは、物事は「形」に表れるという前提の元に、あるものの形を読み解く事によって、色々な事を知ろうとする占いです。手相や人相などがこれに当たります。相術の「相」には、形という意味合いがあります。

 そう言えば、以前横浜中華街にある手相占いの店舗の前を通りかかった時、お店の人がお客さんのお見送りをしながら、「手相は3か月くらいで変わるから、また見せ(店に?)に来て下さい。」と言っていました。中々上手いな。
 

占いの態様

 次に、占いがどの様な態様(手段)で行われるのかを考えてみると、直接の対面、ネット上での対面、電話、メール、チャット、手紙等が考えられます。又、書籍等を購入して、自分で占うというものもあります。これらは、算命学は元より、どの様な占いであっても、可能(手相なら、事前に手の写真を送っておけば良い。)だと思います。

 因みに、さる山の店舗(整体占いさる山さる子町田店)では、実際にお客さんが店舗に来られる直接の対面と、インターネット会議システムを利用したオンライン上での対面にて、占いのサービスを提供しています。
 

占いの道具

卜術で使う道具

サイコロ

 次に、占いに用いる道具について考えてみると、卜術では、亀の甲羅や動物の骨、筮竹、トランプ、おみくじ、サイコロ、タロットカード等、様々な道具が用いられています。卜術で使用される道具は、三類型の中で最もバラエティーに富んでいると思います。

命術で使う道具

 命術では、命式、ホロスコープ等の道具が用いられています。運命学(=命術)では、生年月日、その時点の星回りが重要な意味を持つので、この様な道具が必要になります。因みに、株式会社さる山さる子では、算命学命式算出ソフトを自社で製作・販売しています。

相術で使う道具

手相

 相術では、虫眼鏡や方位磁石(方位盤)等の道具が用いられています。何れも何らかの形をじっくりと見る為に必要なものです。
 

 これ迄に挙げた累計(種類)、態様(手段)、道具以外にも、占う目的や、地域的な特色等、色々考えてみたのですが、三類型を基準とした際、差異が殆どなかったので、今回はこれくらいにしておこうと思います。
 

算命学の特異点

 最後に、算命学の特徴を一つ述べるとしたら、他の占いと異なり、土台がしっかりある事だと思います。個人の感性に頼らない基本的な物事の考え方、それも、今日の日本においても、多くの日本人が持つ共通の土台・感覚が、明確な理論として存在するのが算命学の特徴であり、それ故に、様々な占いの中で最高峰との呼び声も高いのでしょう。
 

 さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」には、算命学を学んでいる方のみならず、四柱推命等の陰陽五行説を母体とする占いを学んでいる方(勿論、プロも。)、鍼灸師の方等、様々な方が学びに来られるのですが、その理由は、陰陽説・五行説という土台をしっかりと教えられる所が殆どないからです。

 算命学を、そして、陰陽説・五行説を基礎からしっかり学びたい方は、是非、さる命学教室の門を敲いて下さい。講師・プロ占者の方でも、初心者の方でも、基礎から応用迄、しっかり教授しますので、ご興味をお持ちの方は是非!!

(さる山隊長)

 

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