今回は、算命学を学ぶというテーマで語ってみたいと思います。算命学をこれから学ぼうという方、既に学校へ通っておられる方、独学をされている方等、色々な方にお読み頂けると嬉しく思います。
算命学=占い?
まず、算命学は古代中国で生まれた陰陽説・五行説を母体に生まれた一つの思想体系であり、それを基に人間の運命を予測する技術が「算命学の占い」です。即ち、算命学イコール占いではないという事です。
多くの方は、算命学は占いの一派だと思っておられるでしょう。勿論、それは間違いではなく、算命学の一つの顔として、占いがある事は確かです。しかし、算命学の本体は、思想であり、哲学であるから、その一部である「占い」の部分にのみ囚われていると、真に算命学を理解する事は出来ないし、当然、算命学の占いも上手く出来ません。
算命学を正しく学ぶ為には、延いては、算命学を上手に使いこなす為には、まずは算命学の思想・哲学部分を習得する事が必要なのですが、占いの技術を教える学校・教室・講座は数多あれども、思想・哲学部分を教えている所は、殆どないのが実情です。
これは何でだろうと考えてみると、おそらくは学校の先生(講師)の質なんだろうと思います。尤も、その先生の先生も、陰陽・五行や、基礎理論をしっかりと学んでいない事が殆どであろうから、止むを得ない部分もあります。
人は、その様なものが存在すると知っていれば、それを学ぼうとしますが、そもそも、その様なものがあると知らなければ、余程の必要性を感じなければ、或いは、余程探究心がなければ、それを学び、又は、そこに至る事はありません。
実質的に、今日の算命学を作り上げたと言っても過言ではない高尾義政先生は、「今迄弟子達に占技については教えたが、哲学的な部分、基礎理論については、これ迄講義してこなかった。それを原典算命学大系に書き記した。」という趣旨の事を語っておられますが、この『原典算命学大系』は、発売当時は定価55万円の限定販売(その後、復刻版等、幾つかの版が出ています。)であった為、高尾先生から直接学んだ多くのお弟子さん達も、その存在は知っていても、実際に読んだ事があるのはほんの一握りの方達です。
この様な事情により、未だに算命学の占技のみを教えている学校・教室・講師が多いのです。
原典は、一見、読みやすいけど・・・
又、『原典算命学大系』は、平易な文で書かれており、比較的読み易い(分かったような気になる)のですが、実際にそれで講義を組み立てようとすると非常に難しいです(やってみれば直ぐに分かります。)。
これは、陰陽・五行、古代中国の思想・ものの考え方について、基本的な理解がなければ、何が語られているのか、理解出来ないからです。
例えば、さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」では、『原典算命学大系』で語られた趣旨に基づき、講義を行っていますが、受講者の中には、大手の学校で高段位を取得された方もおられ、更には、『原典算命学大系』を所有されている方、既に読んだ事があるという方もおられます。しかし、それでも「さる命学教室」にわざわざ学びに来られるのは、ただ本を読んでも理解出来ないからです。
遠回りに見えるけど、実は一番の近道
一見、遠回りな様に見えて、陰陽説・五行説を始め、算命学の基礎理論、更には、古代中国の思想・歴史・文化を学ぶ事が、実は算命学修得の早道なのです。多分、ここの部分が、さる命学教室の大きなアドバンテージになっているのだと思います。もう一つ、覚えた言葉をそのまま語るのではなく、自分の頭で考えるというのも、さる命学教室の大きなアドバンテージになっているのでしょう。
さる山さる子が開業したおよそ12年前は、『原典算命学大系』を読んでも占いは出来ないとおっしゃる先生方が多く、事実、私は約12年前から同業他社(他の算命学の学校等)のWebサイトをチェックしていますが、当時は、「基礎理論が大事」、「『原典算命学大系』の理解が重要である。」と主張しているところはどこもありませんでした。
しかし、最近はさる命学教室の様に『原典算命学大系』や基礎理論をアピールしたり、カリキュラム一覧を表示する学校も増えて来て、大分さる山寄りになって来たという印象です。これ迄顧みられなかったけれども、さる山でしか講義が行われていない様な内容も、その内、一般的になっていくのかも知れません。まぁまだ暫くは時間が掛かるでしょうけどね。
少し話が逸れましたが、算命学を正しく学ぶには、占技のみを学ぶのではなく、陰陽・五行の基礎、算命学の基本的なものの考え方・思想を学ぶ事がとても重要であり、その為には、古代中国における思想や文化的な背景をある程度は知っておかなければならないというのが、ここで言いたかった事です。
最後に、少し宣伝を。
算命学を基礎からしっかりと学びたいという方は、さる山さる子の算命学教室、略して「さる命学教室」の「算命学ブートキャンプ」の受講をお勧め致します。
自称ですが、堂々と「日本一の算命学教室」と名乗っていますので、大手であろうと、準大手であろうと、他の学校には負けない自信があります。事実、大手・準大手の学校で高段位を取得された占者、算命学の学校・教室の先生が、多くさる山に学び直しに来られています。
又、プロ仕様の算命学命式算出ソフトも「完全に」自社で製作しており、会社名はヘンテコですが、株式会社さる山さる子は、確かな実力のある会社です。
それと、私の講義が難し過ぎると思われる方、又、キャラクターが合わないと思われる方は、ほんわかした「空組」(講師は、株式会社さる山さる子の代表取締役で、元富士通のSEでもある「そらまめ」)をお勧め致します。尚、空組の次回の募集は、早ければ来年3月くらいになりそうです。
それ以外にも、算命学の概要を楽しく学ぶという講座も2023年の内に始まる予定なので、良かったら、たまにはさる山のWebサイトを覗いてみて下さい。勿論、メールによるお問い合わせをして頂いても構いません。
それでは、今後ともさる山を宜しくお願い申し上げます。
(さる山隊長)
講座のお知らせ
10月30,31日(水・木)
その次は、12月28,29日(土・日)