占い師のなり方(習得編)

 今回は、占い師のなり方、即ち、占い師になるにはどの様にすれば良いのかというテーマで語ってみたいと思います。

 尚、この記事は、占いの店舗経営、占い(算命学)の学校経営、ソフトウェアの製作・販売を手掛ける株式会社さる山さる子の取締役にして、現役の算命学講師、行政書士、経営コンサルタントでもある「さる山隊長」が書いており、素人のライターが想像で書いた記事とは違います。
 

占いが「当たる」ということについて

 まず、占いとは、不確定な未来、或いは、何か物事を推測する事を言います。「推測」という事は、当然、当たる事もあれば、当たらない事もあります。故に、「絶対当たる」占い師など存在しません

 又、「驚異の的中率」とか、「当たる」事をウリにしている占い師がいますが、例えば、「明日交通事故に遭うよ。」と占い師があなたに言ったとして、それが当たる事に何か意味がありますか?当たって嬉しいですか?

 逆に、「明日交通事故に遭うよ。」と占い師があなたに言ったとして、あなたが一日中家の中にいて、交通事故に遭わなかったとしたら、その占いは外れる訳です。尤も、これを外れたとみるか、占い師の助言に従って事故を防ぐ事が出来たとみるかは人それぞれですが、しかし、後者については、占い師の助言が功を奏したと何故分かるのですか?普通に出掛けていても、事故に遭わなかったかも知れませんよね、という疑問が湧いてきます。
 

 ここでこの話をしたのは、占い師は超能力者じゃないし、占いを学んでも超能力は得られないという事、そして、助言をして(形のないものを提供して)お金を貰うという事はどういう事なのかを知って欲しかったからです。

 占い師になろうとする方は、この当たり前の事を忘れないで欲しいと思います。
 

占い師になるには、目的が重要

 そして、「占い」は、目的ではなくて手段です。道具と言っても良いでしょう。即ち、占いという「道具」を如何に使いこなし、自分や他人を助けるのかが重要なのであって、それを業として(反復・継続して)行うのが占い師であり、他人を助け、喜んで貰えるからこそ、お金が儲かるのです。

 今だけ・金だけ・自分だけを考えていては、この商売は出来ません。この事も是非、覚えておいて下さい。

 本来は、占い師になる「動機」=目的が重要なのですが、ここからは、それが十分にあるものと仮定して、話を進めていきたいと思います。
 

占いの習得

 まずは、「売り物」である「占い」をどの様に習得するのかです。これは、コックがどの様に調理技術を習得するのかと同様です。

 さて、占いには様々な種類があって、様々な占い師がいます。「この占い」を学びたいという様に、どの類型・種類(例えば、算命学とか、四柱推命とか、易とか、タロットとか、西洋占星術とか。)の占い師になりたいという意思が明確になった、或いは、既に明確である場合は、その種の占いを教授している学校・教室を幾つか探して、まずは話を聴きに行き、その上で、比較検討して選ぶと良いと思います。
 

独学をしようとする人へ

 尤も、その占いについて記載された書籍等を購入して、独学で学ぶ事は出来ますが、それは、あまりお勧め出来ません(この記事を書いているさる山隊長は、これで算命学を学んだので、説得力はありませんが・・・。)。これは何故かというと、とても非効率だからです。即ち、相当な読解能力、理解力、構想力、周辺知識、何よりも多くの時間が必要になるので、あまり現実的とは言えないのです。

 尤も、数時間から数日間の講習でプロを名乗る事が許される(その様な宣伝をしている)レベルの講座・講義であれば、独学でも十分かも知れませんが、そもそも、その様なレベルでは、レッドオーシャンの占い業界では、殆ど生き残れません。正に「Easy Come, Easy Go.」(簡単に手に入れたプロという地位は、簡単に失う事になる。)ですね。
 

 「Time is Money.」という諺もありますが、時間はとても貴重です。学校・教室に通うと、それなりの費用は掛かりますが、しかし、自分で資料を集めなくても良い(重要な資料は値段も高く、そもそも手に入らない場合もあります。)し、分からない事があれば質問をする事が出来る(専門書を読み込むと、色々な疑問が湧いてきます。)ので、非常に便利です。

 この記事を書いている私、さる山隊長が講義する『算命学』を学びたい方は、こちらをご覧下さい。
 

 尚、独学者が注意しなければならないのは、インターネットで無料で見られる情報です。どこの誰が書いたかも分からない記述は、間違っている事も多く、何が正しいのかが分からない初学者が、無料のネット情報を活用して学ぶのは危険です。少なくとも、運営者・著者がどの様な人物、又は、組織なのかが不明確で、連絡先も明示していない様なサイトは、疑って掛かるのが賢明です。「ただより高いものはない。」という諺もあります。
 

『この人から学びたい』と思う人がいる場合

 次に、「この人」から学びたい場合ですが、これはその人物が弟子を取っていない事もあるので、必ずしも希望が叶うとは限りません。又、その人物が有名人であれば、受講料も高額になるでしょう。しかし、失礼にならない様に配慮しつつ、その人物に連絡して、「是非あなたから占いを習いたい。」とまずは希望を伝えてみると良いでしょう。

 その人物から直接教わる事が出来なくとも、その人物の弟子や協力者、或いは、その人物の師匠等を紹介してくれるかも知れません。是非、礼節に則って、連絡をしてみて下さい。
 

どの占いを選ぶか

 ここで、占い師という職業に憧れ、是非そうなりたいけれども、具体的に、どの占いを選んだらいいのかよく分からないという人の為に、簡単な絞り方について、解説しておきます。

 以前、占いの三類型についてお話ししましたが、基本的には、卜術・相術・命術のどれをやりたいのか、どれが自分にとってしっくりするのかを考えてみると良いでしょう。その上で、その類型に属する個別の占いについて調べてみると、方向が定まるのではないかと思います。 

卜術
相術
命術

 ここ迄は、占いの技術を学ぶ為の方法論を語った訳ですが、ここからは、習い覚えた「占い」の技術を、どの様にしてお金に換えていくか(事業・商売)の話です。

 しかし、思いの外記事が長くなり過ぎたので、今回はこれ迄として、続きは次回のお楽しみと致しましょう。

(さる山隊長)

 

講座のお知らせ

算命学基礎理論ブートキャンプは、
 5月5,6日(GW日・月)
 6月29,30日(土・日)

算命学とセルフカウンセリングを組み合わせた『空組』は、
6月7日(金)18:30にスタート(現地枠は終了しました)

 

応援クリックよろしくお願いします

 にほんブログ村 にほんブログ村へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前

ウェブサイトURL